レゾルバによるモータ制御

モータ制御システムの精度、信頼性、安定性は、産業オートメーション、自動車、航空宇宙、医療機器などの業界で非常に重要です。 レゾルバは、ロータの位置と速度を測定することにより、これらの品質を達成する上で重要な役割を果たします。 レゾルバは、連続的なアナログフィードバックを提供することで、システムの精度、信頼性、耐久性を向上させ、モータの速度と位置をよりスムーズかつ正確に制御できるようにします。

このレゾルバを使用したモータ制御は、ステッピングモータシステムとブラシレスDC(BLDC)モータシステムの両方に対応するレゾルバ位置制御を特長としています。 ステッピングモータシステムは、スキャナ、多機能プリンタ、自動現金預金機などのオフィスオートメーションおよび産業用アプリケーション向けの高性能モータードライブユニットを提供します。 一方、BLDCモータシステムは、無人搬送車(AGV)、小型車両、サービスロボット、アシスト自転車などのアプリケーション向けの高性能モータ駆動ユニットを提供します。

このシステムのメリット：

• サンプルソフトウェアは、開発時間を短縮し、市場投入までの時間を短縮します。
• 光学式エンコーダをレゾルバに置き換えることでBOMコストを削減します。
• ステッピングモータの設計:
  • レゾルバ位置情報によるサーボ制御で脱調レスを実現し、さらにモータトルクの最大化、モータの小型化(ワンサイズ小型化)、ギヤの最小化(減速機)でBOMコストの低減を実現します。
  • トルクリップル低減によるサーボ制御により低騒音と低振動を実現。
• BLDC モータ設計:
  • 高分解能レゾルバによる高精度位置情報を用いたサーボ制御により、微細な移動・停止制御を実現します。
  • 回転ムラを抑え、位置分解能の向上と速度応答性の向上により、振動の原因となるリップルを低減します。