リモート監視および制御(M&C)システムは、工場、発電所、ネットワークセンター、空港、宇宙船などの巨大かつ複雑な施設を、部分的に自動化・制御できるよう設計されています。M&Cシステムはそのデータを、センサー、テレメトリ・ストリーム、ユーザーによる入力、あらかじめプログラムされた環境から受信することもあります。リモート監視ステーションを設置し、通常はRS-232、RS-485、RS-422を経由して、システム上のさまざまな「ノード」にステータス情報の提供と様々な制御を行う機能を実現することが、オーソドックスなアプローチでしょう。Synergy S5D9マイクロコントローラ(MCU)を採用することで、ルネサスが提案するリモート監視システムソリューションは、さまざまな通信規格とLCD表示機能をサポートし、スムースにモニタリング・ステーションを構成することができます。ISL32704Eトランシーバは完全に絶縁された堅牢なESD RS-485インタフェースをサポートし、RV1S9160Aフォトカプラは他のRS-232/RS-485トランシーバ間を確実に絶縁します。
このソリューションは、音声認識と静電容量式タッチパネル操作をサポートします。クラウドへのWLAN接続はWi-Fiでサポートします。さらに、大型カラーTFT液晶パネルが、操作性に優れたHMIをサポートします。
オプションのクラウド接続機能は、周辺装置モジュール・インターフェイス(PMOD)RFモジュールとSynergy SSPでサポートします。
ルネサスは数多くの新しいウィニングコンビネーションを提供します。 これらの高度なデザインはルネサスの組み込みシステム用デバイス、アナログ、電源、コネクティビティ製品等の幅広い製品ポートフォリオを活用して構成しています。 設計検証済である為、お客様の設計の加速、製品開発サイクルの短縮に貢献するとともに、製品市場投入におけるリスクの軽減をサポートします。