概要

RXファミリ用のC/C++コンパイラは、組み込み用途におけるROM化システムの開発を前提とし、コード効率やプログラム実行速度を向上させる強力な最適化機能をはじめ、豊富な機器組み込み向け拡張機能を提供します。統合開発環境ごとに提供方式が異なります。

トピックス

New release: CC-RX V2.08.00

CC-RX V2.08.00リリース。Professional版で不正なアドレスへの間接関数呼び出しを検出する機能をサポートしました。プログラムのセキュリティおよび品質向上に寄与します。CC-RX が使用できるホストPC 上のメモリ量を拡張しました。より巨大なプロジェクトもビルドできるようになります。

詳細はこちら(ツールニュース) >>

リリース情報

製品名 バージョン/リリース日 備考
RXファミリ用C/C++コンパイラパッケージ(統合開発環境つき)(CS+同梱) 最新Ver.: CS+ V7.00.00
(CS+ for CC V7.00.00)
リリース: 2018/07/20
コンパイラ: CC-RX
最新Ver.: V2.08.00
リリース: 2018/01/22
RXファミリ用C/C++コンパイラパッケージ(統合開発環境なし)(別途e² studioをインストールして使用) 最新Ver.: CC-RX V2.08.00
リリース: 2018/01/22
RXファミリ用C/C++コンパイラパッケージ(High-performance Embedded Workshopつき) 最新Ver.: V.1.02 Release 01
リリース: 2012/03/16
コンパイラ: RX Standard Toolchain
最新Ver.: V.1.2.1.0
リリース: 2012/03/16

特長

ANSI規格準拠
  • C89、C99(可変長配列を除く)、C++言語をサポート
優れた最適化 [ さらに詳しく ]
  • 最適化強化によるコンパクトなコード生成(当社従来品に対し30%以上コード効率向上)。
  • 豊富な最適化機能はGUIで簡単設定。
RXマイコンアーキテクチャとの協調
  • 高速割り込み機能サポート (-fint_registerオプション)。
  • 各種組み込み関数を提供。
既存マイコンからの容易な移行を支援 [ さらに詳しく ]
  • M16CファミリやH8Sファミリなど従来品のソフト資産の活用をサポート。
  • コンパイラごとに特有の言語仕様を吸収/レポートする各種オプションと パワフルな最適により、さらにコンパクトなRX用オブジェクトへのスムーズな移行を支援。
高精度なサイクルアキュレートシミュレータ
  • 豊富なブレーク機能、仮想割り込み機能などの各種デバッグ機能により、精度の高い評価・デバッグが可能。
MISRA Cルールチェッカで高品質なプログラム記述をサポート(professional版のみ)
  • MISRA-C:2004/2012ルールに基づくCソースコード記述の自動チェックを、コンパイラオプションでサポート。
  • MISRA Cについてはこちらを参照。

優れた最適化

最適化強化によるコンパクトなコード生成を実現。また、豊富な最適化機能はGUIで簡単に設定できます。

[コンパクトなコード生成]

当社従来品に対し30%以上コード効率向上を実現。

[コンパイラの最適化]

最適化の簡単選択
  • Size or Speed優先の選択
  • 最適化レベル(-optimize=0 or 1 or 2 or max)の選択
コンパイル時の広範囲最適化
  • ファイル間にまたがる関数インライン展開
  • 最適化リンカの外部シンボル割り付け情報を用いたシンボルアクセス最適化
最適化の詳細設定
  • ループ展開、命令並び替え、最適化範囲の選択、インライン関数展開量 etc.

[最適化リンカの最適化]

モジュール間の最適化
  • 未参照シンボルの削除、分岐命令の最適化、共通コード統合、アドレッシングモード短縮
  • 最適化抑止の詳細設定

[標準ライブラリの最適化]

コンパイラ最適化の適用
  • 標準ライブラリも最適化の対象となりプログラム全体でコンパクト/高速なコードを生成

既存製品からの移行支援

既存製品のコンパイラ言語仕様をサポートし、M16CやH8S、H8SXなど既存ルネサスミドルレンジ製品からのプログラム移行を容易に行えるうえ、 優れた最適化により、既存のオブジェクトがよりコンパクトで効率の良いRX用オブジェクトに生まれ変わります。

[コンパイラ間の言語仕様の差異を吸収]

本RXファミリ用コンパイラで、差異がある言語仕様を制御できるオプションをサポート。

オプション 解説
dbl_size = 4 | 8 double 型およびlong double 型を、単精度浮動小数点型(4 バイト)と倍精度浮動小数点型(8 バイト)のいずれで扱うかを指定します。
int_to_short int型をshort型に、unsigned int型をunsigned short型に、それぞれ置換してコンパイルを行います。
signed_char / unsigned_char 符号指定のないchar型の符号を指定します。
signed_bitfield / unsigned_bitfield 符号指定のないビットフィールド型の符号を指定します。
bit_order = left | right ビットフィールドのメンバの並び順を指定します。

[コンパイラ固有の言語仕様を調整]

M16C、H8ファミリコンパイラなどと動作が異なる可能性のある部分をレポートするオプションをサポート。

オプション 解説
check = nc | ch38 | shc 動作が異なるオプションや拡張言語仕様を使用している場合にコンパイル段階でメッセージで通知。H8,H8S,H8SXファミリ用C/C++コンパイラ向けにコーディングしたソースをコンパイルする場合は「ch38」、R8C, M16Cファミリ用C/C++コンパイラ向けにコーディングしたソースをコンパイルする場合は「nc」を指定。SuperHファミリ用C/C++コンパイラ向けにコーディングしたソースをコンパイルする場合は「shc」を指定。

[エンディアンの違いに対応]

オプション 解説
endian= big | little データのバイト並び(big、little)を指定します。 H8SX,H8S,H8ファミリ用コンパイラパッケージから移行する場合は「big」、 M16Cファミリ用コンパイラパッケージから移行する場合は「little」を指定。

Note: アンダーラインはデフォルト値を示します。

製品展開/オーダ情報

製品名 (Note7) IDE 期間 ノードロック・ライセンス フローティング・ライセンス (Note10)
発注型名 (Note1) 媒体 発注型名 (Note2) 媒体
RXファミリ用C/C++コンパイラパッケージ(統合開発環境つき)standard版 CS+ permanent RTCRX0000CS02WDR (Note3) RTCRX0000CS02WDRNx (Note3)
RTCRX0000CS02WNR (Note4) RTCRX0000CS02WNRNx (Note4)
RXファミリ用C/C++コンパイラパッケージ(統合開発環境つき)professional版 CS+ permanent RTCRX0000CP02WDR (Note3) RTCRX0000CP02WDRNx (Note3)
RTCRX0000CP02WNR (Note4) RTCRX0000CP02WNRNx (Note4)
RXファミリ用C/C++コンパイラパッケージ(統合開発環境なし)standard版 e² studio (Note6) permanent RTCRX0000CN02WRR (Note3) RTCRX0000CN02WRRNx (Note3)
RTCRX0000CN02WNR (Note4) RTCRX0000CN02WNRNx (Note4)
RXファミリ用C/C++コンパイラパッケージ(統合開発環境なし)professional版 e² studio (Note6) permanent RTCRX0000CR02WRR (Note3) RTCRX0000CR02WRRNx (Note3)
RTCRX0000CR02WNR (Note4) RTCRX0000CR02WNRNx (Note4)
RXファミリ用C/C++コンパイラパッケージ standard版 CS+ e² studio (Note6) annual (Note10) RTCRX0000CB02WNR (Note5) RTCRX0000CB02WNRNx (Note5)
RXファミリ用C/C++コンパイラパッケージ professional版 CS+ e² studio (Note6) annual (Note10) RTCRX0000CA02WNR (Note5) RTCRX0000CA02WNRNx (Note5)
RXファミリ用C/C++コンパイラパッケージ(High-performance Embedded Workshopつき)(Note8) (Note9) R0C5RX00XSW01R (Note3)

 あり | — なし

Note

  1. 1. 複数ライセンス5、10、20の場合は、型名の後ろにL5、LA、LTを付加
      例)
      1ライセンスの場合は、RTCRX0000CP02WDR
      5ライセンスの場合は、RTCRX0000CP02WDRL5
  2. 2. x(小文字のエックス)は、1ライセンス品の場合 1、5ライセンス品の場合 5、10ライセンス品の場合 A、20ライセンス品の場合 T
      例)
      「RXファミリ用C/C++コンパイラパッケージ(統合開発環境つき) professional版 フローティング・ライセンス」媒体ありかつ20ライセンスの場合、発注型名は RTCRX0000CP02WDRNT
  3. 3. ライセンスキー証書等の書類とインストール媒体を同梱しています。
  4. 4. ライセンスキー証書等の書類のみ同梱しています。
  5. 5. ライセンス取得コード証書等の書類のみ同梱しています。
  6. 6. 別途e² studio、または、CS+のインストールが必要です。
  7. 7. 統合開発環境付き、統合開発環境なしどちらのライセンスキーを購入されてもCS+、e² studio両方の環境で使用可能です。
      例)
      統合開発環境なしを購入した場合、CS+をWebからダウンロードしてインストール、購入したライセンスキーを登録して使用することも可能
  8. 8. RXファミリ用C/C++コンパイラパッケージ(High-performance Embedded Workshopつき)[R0C5RX00XSW01R]は、V.1.02 Release 01でバージョンアップを終了しました。また、RX100シリーズ、RXv2コア搭載品(RX64MグループやRX700シリーズなど)の対応予定はありません。詳細はこちらをご覧ください。
  9. 9. High-performance Embedded Workshop
  10. 10. フローティング・ライセンスおよびannualライセンスに対応しているコンパイラ、およびバージョンは以下のとおりです。
    • RXファミリ用C/C++コンパイラパッケージ(CC-RX) V2.03.00 以降
製品名 (Note1, 2) 発注型名 (Note3)
RXファミリ用C/C++コンパイラパッケージ professional版 ノードロック・ライセンス(permanent) V2 アップグレード(エディション) RTCRX0000CU02WNR

Note

  1. 1. standard版 V2からprofessional版 V2へアップグレードするためのライセンスです。
  2. 2. ノードロック・ライセンス(permanent)のみ対応です。フローティング・ライセンスやannualライセンスへの対応予定はありません。
  3. 3. 複数ライセンス5、10、20の場合は、型名の後ろにL5、LA、LTを付加

開発ツール サポート情報

タイトル 概要
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