特長
- CPU:Arm クワッドコアCortex-A55、最大動作周波数1200MHz
- CPU:Arm デュアルコアCortex-R52、最大動作周波数1000MHz
- メモリ:R52コアあたり576KB(with ECC)の密結合メモリ、内蔵RAM 2MB(with ECC)
- LPDDR4 SDRAMメモリインタフェース
- 三角関数演算アクセラレータ
- TSN対応の3ポートのギガビットイーサネットスイッチと3ユニットのイーサネットGMAC
- 産業イーサネット: EtherCAT®, PROFINET® RT/IRT, EtherNet/IP™ etc.
- エンコーダ・インタフェース:14ch(A-format™、EnDat、BiSS®、HIPERFACE® DSL、FA-CODERをサポート)
- 最大6軸のモータ制御
- Octa/Quad SPI対応
- ADC: 12bit x 3unit
- ΔΣ I/F:23ch
- パッケージ:576ピン FCBGA
- 電圧:0.8Vコア、1.1V DDR 1.8V PLL、OSC、USB I/O 3.3V GPIO、xSPI、RMII、MII
説明
RZ/N2Hは、プログラマブルロジックコントローラ(PLC)やモーションコントローラの要求に適合し、産業イーサネットのコントローラやデバイスに対応した洗練されたネットワーク機能を備えた高速かつリアルタイム動作を実現した先進のハイエンドMPUです。産業用ロボット、モーションコントローラ、PLCなどのコントローラに必要な処理能力と周辺機能を備えています。アプリケーション処理用にArm® Cortex®-A55 CPUクアッドコア(1200MHz)、リアルタイム制御用にArm® Cortex®-R52 CPUデュアルコア(1000MHz)、さらにTSN(タイムセンシティブネットワーキング)およびEtherCAT、EtherNet/IP、PROFINET RT/IRTなどの各種産業用Ethernetプロトコルに対応するネットワーク機能を備えています。3つのGMACを搭載し、複数のネットワークを同時に使用可能です。LPDDR4の大容量メモリインタフェースとSD/eMMCの大容量不揮発性メモリインタフェースを備え、Linuxなど様々なアプリケーションを処理できるオペレーティングシステムをサポートします。PCIe Gen3の2レーン、xSPIの2チャネル、その他の高速インタフェースも利用可能です。多軸モータ制御を1チップで実現できるため、部品点数が減り、消費電力と基板サイズの削減に貢献します。
パラメータ
属性 | 値 |
---|---|
CPU Architecture | Arm |
Main CPU | Cortex-A55, Cortex-A55 x 2, Cortex-A55 x 4 |
Program Memory (KB) | 0 |
RAM (KB) | 3200 |
Carrier Type | Bulk (Tray), Full Carton (Tray) |
Supply Voltage (V) | - |
I/O Ports | 287 |
NPU | No |
DRAM I/F | LPDDR4-3200 |
3D GPU | No |
Temp. Range (°C) | Tj = -40 to +125 |
Operating Freq (Max) (MHz) | 1200 |
Ethernet speed | 10M/100M/1G |
Ethernet (ch) | 4 |
EtherCat (ch) (#) | 1 |
USB FS (host ch/device ch) | ( 1 / 1 ) |
USB HS (host ch/device ch) | ( 1 / 1 ) |
USB SS (host ch/device ch) | ( 0 / 0 ) |
PCI Express (generation and ch) | PCIe (Gen3.0 2Lane) x 1 ch |
SCI or UART (ch) | 18 |
SPI (ch) | 4 |
I2C (#) | 3 |
CAN (ch) | 0 |
CAN-FD (ch) | 2 |
Wireless | No |
SDHI (ch) | 2 |
High Resolution Output Timer | No |
PWM Output (pin#) | 55 |
32-Bit Timer (ch) | 59 |
16-Bit Timer (ch) (#) | 14 |
8-Bit Timer (ch) | 0 |
Standby operable timer | No |
Asynchronous General Purpose Timer / Interval Timer (ch) | 0 |
16-Bit A/D Converter (ch) | 0 |
14-Bit A/D Converter (ch) | 0 |
12-Bit A/D Converter (ch) | 23 |
10-Bit A/D Converter (ch) | 0 |
24-Bit Sigma-Delta A/D Converter (ch) | 0 |
16-Bit D/A Converter (ch) | 0 |
12-Bit D/A Converter (ch) | 0 |
10-Bit D/A Converter (ch) (#) | 0 |
8-Bit D/A Converter (ch) | 0 |
Capacitive Touch Sensing Unit (ch) | 0 |
Graphics LCD Controller | Yes |
MIPI Interfaces (DSI) (ch) | 0 |
MIPI Interfaces (CSI) (ch) | 0 |
Image Codec | No |
Segment LCD Controller | No |
Security & Encryption | AES, RSA, ECC, Hash, TRNG, Arm TrustZone, Secure boot, Unique ID, Arm TrustZone, Unique ID |
アプリケーション
- PLC
- モーションコントローラ
- AGV/AMR
- 多軸サーボ
- CNC
- イーサネットスイッチ
- ゲートウェイ
適用されたフィルター
フィルター
ソフトウェア/ツール
サンプルコード
シミュレーションモデル
e² studio (Renesas)
統合開発環境:e² studioを使用する場合は下記の[ソフトウェアダウンロード]より、[e2 studio and RZ/N2 FSPインストーラ]をダウンロードしてください。
IAR Embedded Workbench for Arm (IARシステムズ株式会社)
統合開発環境としてIAR Embedded Workbench for Armをご希望の場合は、IARまでお問い合わせください。 また、下記の[ソフトウェアダウンロード]より、「RZ/N2 FSP SC(スマートコンフィグレータ) and FSPインストーラ(IAR Embedded Workbench 向け)」 や 「EWARM Patch File for RZ/T2H and RZ/N2H」をダウンロードして合わせてご使用ください。
Flexible Software Package(FSP)
RZ/N2Hを用いた組み込みシステムを開発するためのソフトウェアパッケージです。[ソフトウェアダウンロード]のインストーラには最新版のFSPが含まれています。 FSPのGitHubはこちら
本動画では、RZ/T、RZ/N製品向けFSPコンフィグレーションの[Pins]タブ以外の全てのタブを説明します。[Pins]タブについては、ピンコンフィグレーション機能の動画をご覧ください。
章のタイトル
00:10 概要
00:44 Summaryタブの紹介
01:22 BSPタブの紹介
03:37 Clocksタブの紹介
04:54 Stacksタブの紹介
05:44 Interruptsタブの紹介
06:33 Event Linksタブの紹介
07:15 Componentsタブの紹介
関連リソース
FSP関連リンク
ボード関連リンク
ユーザーズマニュアル リンク
動画リンク
本動画では、FSPコンフィグレーションでよく使用するタブの使い方を説明します。ピンコンフィグレーション機能の動画で説明済の[Pins]タブと、使用頻度の低い[Summary] と[Components]タブは本動画には含みません。
チャプターのタイトル
00:00 概要
00:38 FSP コンフィグレーションのBSPタブ
04:00 FSP コンフィグレーションのCLOCKSタブ
04:57 FSP コンフィグレーションのSTACKSタブ
06:21 STACKSコンフィグレーションの例
10:31 FSP コンフィグレーションのINTERRUPTSタブ
13:22 FSP コンフィグレーションのEVENT LINKSタブ
関連リソース
FSP関連リンク
ボード関連リンク
ユーザーズマニュアル リンク
動画リンク
この動画では、RZ/T2HおよびRZ/N2H評価ボードでLinux Board Support Package (BSP)を使用するための一連の流れを説明します。ビルド手順、ボードのセットアップ、ブートローダの設定からソフトウェア開発キット(SDK)の作成まで、すべてを網羅しています。また、この動画では、LinuxとFlexible Software Package(FSP)を使用したリアルタイム制御を組み合わせたサンプルプログラムの実行方法も示しています。Linuxはシリアル端末に「Hello World!」と出力し、e² studioのFSPはボード上のLEDの点滅を制御します。
章のタイトル
00:31 環境要件
01:26 環境のセットアップ
03:53 ブートの実装
08:06 LINUX と FSP の実装例
関連資料
本動画では、RZ/T、RZ/N製品向けのピンコンフィグレーション機能の使い方を紹介します。端子の設定方法と使用端子の競合発生例を説明し、また、端子の設定が完了したときにの状態を示しますので、端子設定作業の確認をすることができます。
00:29 ピンコンフィグレーションの紹介
04:28 ピンコンフィグレーションGUIで使用可能な機能
07:19 使用端子の競合発生例
11:31 ピンコンフィグレーション後の出力と使用方法
FSP関連リンク
ボード関連リンク
この動画では、統合開発環境e2 studioを使用してRenesas RZ/T, RZ/Nシリーズのアプリケーション開発を始めるための開発ツールインストール方法を説明します。
各製品やバージョンによって特有の設定箇所が必要な場合がありますので、詳細はGetting Startedを参照ください。
RZ/T2,RZ/N2 Getting Started with Flexible Software Package
(PDF)
FSP関連リンク
ボード関連リンク
00:36 STEP 1 e2 studioおよびFSPのインストール
03:19 STEP 2 新規プロジェクトの作成
05:11 STEP 3 プロジェクトの実行
この動画では、IAR Embedded Workbench for ARM (EWARM))を使用してRenesas RZ/T, RZ/Nシリーズのアプリケーション開発を始めるための開発ツールインストール方法を説明します。
各製品やバージョンによって特有の設定箇所が必要な場合がありますので、詳細はGetting Startedを参照ください。
RZ/T2,RZ/N2 Getting Started with Flexible Software Package
(PDF)
FSP関連リンク
ボード関連リンク
00:37 STEP 1 EWARMおよびFSP SCのインストール
01:48 STEP 2 新規プロジェクトの作成
03:51 STEP 3 プロジェクトの実行