特長
- 最大7つの測定チャンネル（SIO）において、インピーダンスの同相成分および直交相成分に比例した測定値により、インピーダンス計算用のデータを提供
- 7 つのチャネルはすべて同等であり、最大3つのチャンネルを同時にアクティブにすることができます
- 測定周波数は50kHzから150kHzまで調整可能
- 内部および外部温度センサを装備
- SIO入力、ゲイン、平均化、励振周波数のオプションを含む、最大16の柔軟な測定スキームを提供
- 拡張可能な10の測定範囲、最大3200pFの静電容量に対応
- 温度補償（TC）を含む、最大±1.5%FSの高精度な直線性
- 平均化なしで最大5fF/LSBの感度
- 3.3Vおよび5V電源に対応し、省電力モードも搭載
- 18Vまでの過電圧に耐える堅牢な入力チャネル（最大1時間の寿命）
- ISO 26262:2018 ASIL-Bセンサーおよび自己監視要件に準拠
- バックグランドデータの取得により、自己監視とセンサ診断が可能
- RC発振器内蔵、外部クロック入力のオプションあり
- ICキャリブレーションデータとトレーサビリティデータ用NVM
- 周囲温度範囲: -40 °C から 105 °C
- AEC-Q100認定QFN24パッケージ
説明
RAA2S4704は、高性能アプリケーション向けに設計されたルネサスのミックスドシグナルセンサICファミリの製品です。 測定されたインピーダンスからキャパシタンスとコンダクタンスの情報を導き出し、広い周波数範囲にわたって正確な判断を可能にします。 この柔軟性により、特定の環境条件やアプリケーション条件に合わせた同相センサコンポーネントと直交位相センサコンポーネントの測定が可能になります。
このデバイスは、接続されたセンサまたはソースに基づいて測定レートを最大限にする設定可能な測定スキームを備えています。 測定は、事前に定義された一連の設定を使用して、要求に応じて開始することができます。 取得したIQデータは、SPIインターフェースを介して送信されます。
このRAA2S4704は、優れた電磁両立性とさまざまな診断機能を備えているため、要求の厳しい車載環境に最適です。 そのセンサー入力は短絡から保護されており、車載アプリケーションで一般的な過電圧条件に耐えるように設計されています。
パラメータ
| 属性 | 値 |
|---|---|
| Input Channels | 7 |
| Interface | SPI |
| Temp. Range (°C) | -40 to +105°C |
パッケージオプション
| Pkg. Type | Pkg. Dimensions (mm) | Lead Count (#) | Pitch (mm) |
|---|---|---|---|
| VFQFPN | 4.0 x 4.0 x 0.9 | 24 | 0.5 |
アプリケーション
- ハンズオフ検知（HOD）
- 容量センシングとインピーダンス測定