概要

R-Car V3MはRenesas autonomyの第一弾となるフロントカメラ向けSoCで、NCAP*1安全基準を満たすカメラシステム開発に最適です。

フロントカメラの課題は、高度なコンピュータビジョン処理の実現、機能安全、そして低消費電力の両立です。フロントカメラ本体はフロントガラスの横に取り付けられるため、部品自体の発熱だけでなく、カメラが直射日光に曝されることによる温度上昇を考慮しなければならず、低消費電力は特に厳しく求められる要件となっています。

ルネサスは、これらの課題を解決しカメラシステム開発の効率化を可能にする、R-Car V3Mをラインアップしました。

*1: NCAP (New Car Assessment Program):世界各国で行われている自動車の安全性を評価するテストであり、最近はADAS、特に自動ブレーキのアセスメントテストが盛り込まれている。

特長
  1. 低消費電力でありながら高効率な画像認識を実現する画像認識エンジンを搭載
  2. 各種画像認識アルゴリズムであるオプティカルフロー、さらにはニューラルネットワークなどを高速処理
  3. Arm® Cortex®-A53のCPU2つを搭載する他、ロックステップ方式を採用したCPU、Cortex-R7 を搭載
  4. カメラ一体のインテグレーションによりコスト削減も可能にするISPを搭載
  5. エコシステムパートナとの連携で効率的な開発を可能とするオープンな開発環境

部品コストの削減を実現、サラウンドビューに最適なR-Car V3M

R-Car V3Mブロック図

ブロック図

R-Car V3M System Block Diagram

製品仕様
  • Two 800-MHz Arm® Cortex®-A53 MPCore™ cores
  • Dual Lockstep 800-MHz Arm® Cortex®-R7 core
  • Memory controller for DDR3L-1600 with 32-bits × 1 channel
  • QSPI Flash Memory support
  • eMMC 4.5 support
  • Image recognition engine (IMP-X5-V3M)
  • Image signal processor (ISP)
  • Image Renders for camera image distortion correction application (IMR)
  • Video Signal Processor (VSPD)
  • Video Encoding Processor for inter-device video transfer (iVCP1E)
  • Video Output (4 lanes × 1 channel LVDS, 1 channel digital)
  • Video Input (4 lanes × 1 channel MIPI-CSI2, 2 channels digital)
  • 2 channels FlexRay interface
  • 8 channels 12-bit Analog to Digital Converter
  • CAN/CANFD interface
  • EthernetAVB
  • 4x UART, 4x SPI, 5x I2C interfaces
  • FCBGA 19x19mm2 0.8mm package
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