概要
説明
RISC-VベースのASSP EASYグループの製品で、モータ制御アプリケーションを対象としています。 ハードウェア仕様は1シャントまたは3シャント構成のブラシレスDCモータを、センサレスモードまたは外部センサ入力の両方で効率的に処理できるように設計されています。
モータ制御機能を実装したアプリケーションソフトウェアは、IDH(独立系デザインハウス)が開発した専用のアプリケーションコードを用いて、工場出荷時にMCUにあらかじめプログラムされています。 これにより、ユーザは実装の開発、テスト、検証などの手間をかけることなく、高度なフィールド指向のモータ制御機能を追加することができます。 外部ホストはシンプルなシリアル・インタフェースでASSPを制御し、アプリケーション・レベルのタスクを処理しながら、システム内のモータ制御機能をオフロードすることができます。
最終製品はルネサス製ハードウェアとサードパーティ製ソフトウェアの組み合わせで構成されます。 IDHはモータ制御分野の専門知識と顧客サポート力を持つパートナーとして、プロジェクトを完了させ、量産への移行を成功させることができます。 IDHとの強力なコラボレーションソリューションは、この新ソリューションの基礎であり、成功の鍵です。
R9A02G020 RISC-V MCU ASSPハードウェアは高度なモータ制御システム向けに最適化されています。 また、エコシステムパートナーとの連携により、開発・量産に適した完全なモータ制御システムソリューションを提供します。 32MHzのCPU性能、48KBのフラッシュメモリ、16KBのSRAM、高度なアナログ機能を備えたR9A02G020は、ターンキーモータ制御ソリューションの基盤を提供します。 小型パッケージと高温度のサポートにより、スペースに制約のあるPCB設計や厳しい環境条件下での使用に最適な製品となっています。
特長
- 32ビットの性能と16ビットクラスの価格を融合したモータ制御専用ASSPソリューション
- 32MHz、32ビットの革新的RISC-V CPUコアを採用し、コストを最適化
- 専用PGAとサンプル・ホールド回路を備えた3chのADC、2chのDAC(いずれもオプション)、2chコンパレータ、温度センサなどの豊富なアナログIP機能
- 高度なモータ制御用タイマ、セーフティ用のウォッチドッグタイマを2個搭載
- 小型QFNパッケージ(24ピン、32ピン)
- 高温対応(125C°)
- BLDCモータ1台、1/3シャント、PFC、ホールセンサ入力に対応したセンサレス、ベクトル制御をサポート
- 16KB SRAM、そのうち4KBはECC付き
- メモリ保護ユニット(CPU、バス)
- 開発済みソフトウェアによる最短の市場投入期間の実現
- カスタマイズ可能なパラメータとアプリケーションのオプション
- 使いやすいPC用GUI/コンフィギュレーションツールによるサポート
- 外部ホストI/Fによる制御
- 完全なリファレンスデザイン:ハードウェア、ソフトウェア、キット、ツール、ハードウェアデータシート、ソフトウェアデータシート、GUIマニュアル、アプリケーションノート
- 費用対効果に優れたソリューションでモータ制御機能を追加
- ツールチェーンへの先行投資を回避
- モータ制御の専門知識は不要
製品比較
アプリケーション
設計・開発
ボード&キット
R9A02G020 ASSP EASYモータ制御キット
ルネサスのRISC-Vモータ制御キットは、RISC-V ASSP R9A02G0204 MCUボードをベースにしています。
このキットは高度なセンサレスFOC(磁界方向制御)アルゴリズムを使用して任意の3相永久磁石同期モータ(ACブラシレスモータなど)を駆動する際に、RISC-Vベースのモータ制御用ASSPの性能をラボ環境で簡単にテストおよび評価することができます。 この種のソリューションの代表的なアプリケーションは、コンプレッサ、空調、ファン、ポンプ、家電用インバータ、産業用ドライブなどです。
相電流測定は3つのシャント抵抗を介して行われ...
モデル
ECADモデル
SamacSysの回路図シンボル、PCBフットプリント、および3D CADモデルは、製品オプションテーブルのCADモデルリンクをクリックすることで参照できます。シンボルまたはモデルが対応していない場合は、SamacSysに直接リクエスト可能です。

製品選択
適用されたフィルター
ビデオ&トレーニング
高度なモーター制御システム向けに最適化されたRISC-V ASSP の概要。 エコシステム パートナーと共に、評価済のソフトウェアをベースとしたモーター制御システム ソリューションを提供します。 詳細については、RISC-V ASSP ページをご覧ください。
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2022年9月8日
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