Power Line Communication (PLC)

ビルディング・オートメーション通信の注目技術

PLC (電力線通信)とは

PLCとはPower Line Communicationsの略で、電力線に通信用信号を重畳して伝送させ、電力線を通信路として使用する技術です。
PLCには通信方式によって「低速」と「高速」があり、それぞれの使用周波数は日本国内においては電波法、海外においては、各国の通信規格で規定されています。また、同一デバイスで周辺回路の変更により、AC電源/DC電源の双方に対応が可能となっています。ルネサスでは、繋がることに重点を置いた低速PLCをビルディング・オートメーションに提案します。

PLC

[AC電源] AC成分除去にトランスを使用

[AC-PLC] AC-PLC need trans to remove AC.

[DC電源] DC成分除去にカップリングコンデンサを使用

DC-PLC

ビル内通信ネットワークの強化と課題点

ビル内にはHVAC(空調)、Fire & Safety、ビルディング・セキュリティ、ライティング等にさまざまな通信ネットワークが使われています。安心・安全・快適を実現するためにさまざまな情報取得(センシング)も行われており、情報量が拡大しています。ルネサスのPLCでは、以下の課題を解決する手段を提供致します。

ビル内通信ネットワークの強化と課題点

さまざまな課題を解決するコネクティビティ技術

ルネサスのPLCデバイスは省配線、高速、高信頼性の課題を解決する他、センシングデータ以外にも音声データ等も電力線を通信路として伝送可能とする技術を提供します。
ルネサスPLCの特長は

  • 電源線のみの通信を実現することで省配線化。
  • マルチキャリア化(OFDM)による高速化とロバスト化の向上。
  • 各種誤り検出・訂正による高信頼性。
  • DSPベースのソフトウェアモデムにより、規格変更、特性向上が容易。

ケーブルもシールド線やツイストペア線と言った高価な物は必要なく、筐体の小型化やコスト低減にも貢献します。また、さまざまな情報取得が拡大しセンサ機器が増加することで配線の増加、複雑化が課題となっている他、新たに通信ネットワークを構築する際も、新規配線工事も必要なくネットワークを構築することが可能です。ビルディング・オートメーションへの応用例を以下に示します。

マルチキャリア化による高速化とロバスト化の向上

ノイズが大きい等、通信路状況が悪いサブキャリア(トーン)をPLC通信に使わないマルチキャリア化による高速化とロバスト化の向上→通信特性向上(エラー低減)

HVAC(ビル空調)システムの電源ケーブルを通信路とする応用例

HVAC(ビル空調)システムの電源ケーブルを通信路とする応用例

音声データを電源ケーブルを通信路とする応用例

音声データを電源ケーブルを通信路とする応用例

関連リンク

PLC (Power Line Communications)

PLC(電力線通信)

PLC(Power Line Communication)は、電力線を通信媒体とする通信方式です。給電網を通信網として利用することで、安価かつ早期に、システムを構築できます。このため、PLCはスマート社会を実現するスマートメータ(AMI)、HEMS、BEMSや太陽光パネル監視システムにおける通信手段として注目されています。