概要

Description

本製品は、組み込み用OSとして国内実績最大のµITRON仕様準拠のリアルタイムOSです。コンパクトな設計で、かつ優れたリアルタイム性能と豊富なサービスコールを持ち、高品質なリアルタイム・マルチタスク環境を備えた組み込みシステムを実現します。

また、統合開発環境CS+およびe2 studioとの親和性やコンフィギュレータによる定義ファイルの自動生成機能により、アプリケーションを容易かつ短期間に開発できます。

本製品は、無償で試せるTrial版もご用意しています。

特長

  • µITRON4.0仕様に準拠
    組み込み型制御用OSのアーキテクチャとして代表的なµITRON4.0仕様に準拠した設計です。
  • レジスタ一括退避機能で高速化を実現
    RXv3コアの「レジスタ一括退避機能」に対応。割り込み処理をより高速かつ正確に行うことが可能です。RI600V4 では、タスク、割込みハンドラ、および、固定割込みハンドラに対してレジスタ一括退避機能を使用可能です。[詳細]
  • ROM化に適したコンパクトサイズ
    実行環境に組み込んで使用することを前提としたリアルタイム・マルチタスクOSであるため、ROM化を意識し、コンパクトな設計が行われています。また、本OSが提供するサービスコールのうち、ユーザがアプリケーション・システム内で使用するサービスコールのみをシステム構築時にリンクすることができるため、コンパクトでありながらユーザのニーズに最適なリアルタイム・マルチタスクOSを構築できます。
  • 統合開発環境e2 studioおよびCS+との連携
    32ビット版 e2 studioおよびCS+上で以下の機能が利用できます:
    • OSビルドに必要なオプションを自動設定
    • タスクやセマフォなどのOS管理オブジェクトの状態を表示 (リソース情報)
    • タスクの動作履歴やサービスコール発行履歴をグラフィカルに表示(タスク・アナライザ)
  • FIT対応サンプルプロジェクト(CS+版)を提供(RXv1,RXv2コア向け、RX Driver Package Ver.1.14 推奨)
    RI600V4のFirmware Integration Technology(FIT)対応サンプルプロジェクト(CS+版)を提供します。ダウンロードタブより入手してください(※スマート・コンフィグレータを使用する場合は不要です)。
  • 処理速度の向上(V1.05.00との比較)
    タスク・アナライザを使用しない場合の速度性能が向上しました。 タスク切り替え時間で約4%、割り込み応答時間で約7%、実行速度を短縮しました(本データは特定の条件下のデータであり保証するものではありません)。
  • 対応コンパイラ:CC-RX(RXファミリ用C/C++コンパイラパッケージ)
  • Learn More

リリース情報

リリース情報

OS本体

最新Ver.: 1.06.01
リリース日: 2022/4/20
バージョンアップ内容

注意事項

  1. アップデート前の準備
    V1.06.00 で追加したRXv3 用カーネル・ライブラリで発生するメモリ破壊の不具合を修正しています。
    以下の注意事項ツールニュースの回避策を実施している場合、元に戻してアップデートしてください。
    【注意事項】RXファミリ リアルタイムOS RI600V4 (PDF | English, 日本語)
  2. 既存プロジェクトのビルド
    レジスタ一括退避機能に対応したV1.06.00以上のバージョンで、V1.05.00以前に作成したプロジェクトをビルドした場合、以下のワーニングが出力されます。

    O4001 (W) : system.max_regbank is not defined

    対処方法は、RXファミリ リアルタイムOS RI600V4 V1.06.01 リリースノート (PDF | English, 日本語) 6.3.2. コンフィギュレータの相違点 (1)レジスタ一括退避機能のサポート を参照してください。

動作環境
契約形態

CS+連携プラグイン リアルタイムOS共通部

最新Ver.: V3.03.00
リリース日:2016/7/1

CS+連携プラグイン RI600V4依存部

最新Ver.: V3.02.01
リリース日:2022/4/20

ターゲットデバイス

Target Devicesについてのご注意事項:デバイスのメモリ構成によっては対応できない場合があります。

ダウンロード

タイトル 分類 日付
ZIP36.67 MBEnglish
ソフトウェア/ツール-評価版ソフトウェア
EXE7.76 MBEnglish
ソフトウェア/ツール-評価版ソフトウェア

ドキュメント

タイトル 分類 日付
PDF381 KBEnglish
マニュアル-開発ツール
PDF277 KBEnglish
マニュアル-開発ツール
PDF1.93 MBEnglish
マニュアル-開発ツール
PDF1.36 MBEnglish
マニュアル-開発ツール
PDF711 KBEnglish
マニュアル-開発ツール
PDF3.28 MBEnglish
マニュアル-開発ツール
PDF1.06 MBEnglish
マニュアル-開発ツール
PDF1.49 MBEnglish
リリースノート
PDF1.16 MBEnglish
リリースノート
PDF463 KBEnglish
ツールニュース-おすすめツール
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ツールニュース-おすすめツール
PDF298 KBEnglish
ツールニュース-注意事項
PDF140 KBEnglish
ツールニュース-注意事項
PDF505 KBEnglish
ツールニュース-注意事項
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ツールニュース-注意事項
PDF443 KBEnglish
ツールニュース-注意事項
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ツールニュース-注意事項
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ツールニュース-注意事項
PDF558 KBEnglish
ツールニュース-お知らせ
PDF170 KBEnglish
ツールニュース-リリース
PDF198 KBEnglish
ツールニュース-リリース
PDF224 KBEnglish
ツールニュース-リリース
PDF210 KBEnglish
ツールニュース-リリース
PDF207 KBEnglish
ツールニュース-リリース
PDF297 KBEnglish
ツールニュース-リリース
PDF558 KBEnglish
ツールニュース-リリース
PDF520 KBEnglish
ツールニュース-リリース
PDF620 KBEnglish
ツールニュース-リリース
PDF620 KBEnglish
ツールニュース-リリース
PDF504 KBEnglish
ツールニュース-リリース
PDF612 KBEnglish
ツールニュース-リリース
PDF433 KBEnglish
ツールニュース-リリース
PDF704 KBEnglish
ツールニュース-リリース

設計・開発

サンプルコード

サンプルコード

詳細情報

連携ツール

機能

RI600V4カーネルは以下の機能モジュールから構成されています。個々のモジュールはその機能を実現する関数群(サービスコール)で提供されます。

  • タスク管理機能
    タスクの起動/終了などといったタスクの状態を操作する機能のほかに、優先度の参照、タスク詳細情報の参照などといったタスクの状態を参照する機能も提供しています。
  • タスク付属同期機能
    タスクの状態を他のタスクから変化させ、タスク間の同期をとります。
  • 同期・通信機能
    タスク間の排他制御、同期、通信を実現する手段としてセマフォ、イベントフラグ、データ・キュー、メールボックス、ミューテックス、メッセージバッファを提供しています。
    • セマフォ
      マルチタスク処理では、並行に動作するタスクが限られた数の資源(A/Dコンバータ、コプロセッサ、ファイルなど)を同時に使用するといった資源使用の競合を防ぐ機能(排他制御機能)が必要となります。そこで、RI600V4では、このような資源使用の競合を防ぐ機能を提供しています
    • イベントフラグ
      タスク間の待ち合わせ機能として32ビット幅のイベントフラグを提供しています。
    • データキュー
      規定されたデータ・サイズ(4バイト)の通信機能としてデータの書き込み/読み出しが可能なデータ・キュー領域を有するデータ・キューを提供しています。
    • メールボックス
      共有されているメモリ領域に書き込まれたメッセージの先頭アドレス受け渡し機能としてメールボックスを提供しています。
    • ミューテックス
      ミューテックスは、排他制御を行うためのオブジェクトです。優先度逆転現象を回避する機能をサポートしています。
    • メッセージバッファ
      任意長のメッセージを、コピーによって通信するメッセージバッファを提供しています。
  • 固定長メモリプール機能
    あらかじめ定めた固定サイズのメモリの動的な獲得・解放を行う機能です。
  • 可変長メモリプール機能
    任意サイズのメモリの動的な獲得・解放を行う機能です。
  • 時間管理機能
    一定周期で発生する基本クロック用タイマ割り込みを利用してシステム時刻を操作/参照する機能のほかに、時間に依存した処理を実現する手段(タイマ・オペレーション機能:遅延起床、タイムアウト、周期ハンドラ、アラームハンドラ)を提供しています。時間管理機能を利用する場合は、システム・コンフィグレーション・ファイルでRI600V4 タイマ・テンプレート・ファイル (PDF | English, 日本語) を指定する必要があります。
  • システム状態管理
    レディ・キューの回転、スケジューラの起動などといったシステムの状態を操作する機能のほかに、コンテキスト種別の参照やCPUロック状態の参照などといったシステムの状態を参照する機能も提供しています。
  • 割り込み処理
    割り込みが発生した際に起動する割り込みハンドラに関連した機能を提供しています。
  • システム構成管理
    カーネルのバージョン番号などの情報を報告する機能を提供しています。
  • オブジェクトリセット機能
    データキュー、メールボックス、メッセージバッファ、固定長メモリプール、および可変長メモリプールを初期状態に戻す機能です。本機能は、µITRON4.0仕様外の機能です。

仕様一覧

ターゲットMCU RXファミリ
最大タスク数 255
タスクの優先度数 255
サービスコール数 143
性能(wup_tskを発行してから
対象タスクの実行が始まるまでの時間)
2.5マイクロ秒(RX610、100MHz)
カーネルコードサイズ 約6.2K~25.5Kバイト
カーネルRAM1タスクあたり データ:16バイト
スタック:44バイト

製品構成

構成物 説明 備考
カーネルソースプログラム カーネル本体ソースプログラム ソースコード付き量産契約の場合にのみ提供
カーネル本体ライブラリ システム構築用カーネルライブラリ
標準ヘッダファイル
  • ITRON共通定義ファイル
  • カーネル仕様定義ファイル
  • その他定義ファイル
ヘッダファイルはC言語用を提供
GUIコンフィギュレータ GUI画面上で構築パラメータを入力し、cfg600用のcfgファイルを出力します。
コマンドラインコンフィギュレータ テキスト形式で構築パラメータを記述したcfgファイルから、各種定義ファイルを出力します。
サンプルプログラム ITRONを使用した簡単なプログラム
CS+連携プラグイン
  • リアルタイムOS共通部
  • RI600V4依存部
  • カーネルの組み込みを容易にする機能
  • デバッグ時にOS状態を参照する機能
マニュアル ユーザーズマニュアル

処理フロー

画像
ri600v4-flow-ja.
 

Trial版のご案内

製品版のRI600V4を購入する前に、気軽に製品の機能や性能を評価できるようTrial版を提供します。
ただし、Trial版に対しては、お問い合わせ窓口を含め、一切サポートを提供いたしませんので、ご了承のうえご使用ください。
なお、ダウンロード前に ソフトウェア使用許諾契約書 ITRON (PDF | English, 日本語) と、以下の注意事項をお読みください。

Trial版ご使用にあたって

注意事項

  1. 製品版との違い
    Trial版のRI600V4は、以下の使用制限があります。なお、性能および機能は製品版と同一です。
    • RI600V4が1時間動作した後、強制的にシャットダウンします。
    • シャットダウン時はシステム・ダウン・ルーチン"_RI_sys_dwn__"へジャンプします。
    • このとき"_RI_sys_dwn__"の第一引数"type"に-64(0xffffffc0)が渡されます。
  2. 最終製品に対しての使用について
    最終製品に組み込みをする場合は、製品版をご使用ください。何らかのトラブルがあった場合についても、弊社でサポートを受けられなくなります。
  3. 再配布の禁止
    本ソフトウェアを 第三者に再配布することを固く禁止します。

動作環境

製品版と同じです。動作環境をご確認ください。

インストール方法

RXファミリ用リアルタイムOS RI600V4(CS+/ e² studio対応)Trial版 補足説明書 Rev.1.03 (PDF | English, 日本語)をご参照ください。

ダウンロード

RI600V4 Trial版は、CS+対応版とe2 studio対応版をご用意しています。

メモリ算出ツール

RI600V4メモリ容量見積もりページで、以下のメモリを見積もることができます。

  • RAMサイズ
  • ROMサイズ

なお、無償提供ですので、本ツールを使用する場合もしくは使用することにより作成された成果物において不具合が発生した場合、第三者との係争が生じた場合、またはその他いかなる問題が発生した場合も、ルネサス エレクトロニクスは一切の責任を負いません。また、ご使用に関するサポートも一切提供いたしません。

e2 studio環境でご利用の場合の注意事項

ホストPCにe2 studioが複数インストールされている場合は、使用するe2 studioを起動する前に以下のファイルを実行してください。

実行するファイル:
<e2 studio install folder>¥eclipse¥plugins¥com.renesas.renesasos.plugins_<version>¥CSPlus¥Plugins¥OsRegister.exe

例:
cd C:¥Renesas¥e2studio¥eclipse¥plugins¥com.renesas.renesasos.plugins_1.0.0.201408071907¥CSPlus¥Plugins¥OsRegister.exe