概要
説明
RAA211650は、スイッチング周波数を200kHz~2.5MHzで調整可能な60V、5Aの同期整流型降圧レギュレータです。 4.5V~60Vの広い入力電圧範囲と出力電圧の調整(0.8V~最大デューティ比*VIN)に対応しています。 低RDS(ON)MOSFET、ゲートドライバ、コントローラを内蔵しており、効率的な電圧降下ソリューションです。
RTピンをAVCCに接続した場合、デフォルトでは500kHzでスイッチングしますが、RTピンの外部抵抗により、200kHzから2.5MHzまで変更可能です。 スペクトラム拡散動作が必要な場合は、MODE/SYNCピンでオシレータ周波数をディザリングすることができます。 また、MODE/SYNCピンにより、内部オシレータを外部クロックに同期させることも可能です。 また、内蔵レギュレータは、内部固定補償またはユーザが選択した外部補償のどちらかを使用するオプションがあります。
起動時の突入電流を抑えるために、2msの固定ソフトスタート時間を内蔵しています。 また、外付けのコンデンサでプログラムすることも可能です。
RAA211650は、シーケンス処理のために起動遅延時間をプログラムすることができます。 また、RAA211650は低電圧ロックアウト、過電流保護(プラス、マイナス)、過電圧保護、過熱保護など豊富な保護機能を備えています。
特長
- 入力電源範囲 4.5V〜60V
- ハイサイド(90mΩ)およびローサイド(37mΩ)MOSFETを内蔵
- 温度に対して1%の精度の基準電圧
- スペクトラム拡散と外部クロック同期のオプションで固定周波数動作が可能
- スイッチング周波数を200kHz~2.5MHzに調整可能
- ソフトスタートとソフトストップのタイミングを設定可能
- 起動・停止遅延時間をプログラム可能
- 両内部FETに双方向の過電流保護機能を搭載
- 広範な電圧・温度保護
- コンパクトな28Ld 4x5mm QFNパッケージ