社会のデジタル化が進む中、私たちの身の回りの機器はほぼすべて相互接続されており、リアルタイムのコミュニケーションが可能になりました。 リアルタイム コミュニケーションを効果的に実現するためには、入力と表示なくしては成立せず、入力機能、表示機能はヒューマン マシン インターフェイス (HMI) にとって必要不可欠なコンポーネントであると言えます。 また、これらのHMIアプリケーションは、接続された他のデバイスとシームレスに同期するために、最新のシステム状態を維持する必要もあります。 さらに、低電力動作は、現代の省エネ要件を満たすために重要な考慮事項です。 そのため、デジタル機器の需要が高まるにつれて、HMIアプリケーションに求められる要求は、より複雑になり、解決すべきデザイン課題は困難なものとなっています。
このブログでは、ルネサスの RL78/L23 MCUを例に、その豊富な周辺機能と優れた低消費電力性能が、どのようにHMIアプリケーションのデザイン課題に対して寄与することができるのかを説明し、RL78/L23が成長著しいHMIアプリケーションに最適なのかを紹介します。
RL78/L23の主な特長
RL78/L23 MCUは、低消費電力を維持しながら、静電容量式タッチセンシング、セグメントLCDコントローラ、デュアルバンクフラッシュメモリ、SNOOZEモードシーケンサー(SMS)などの機能をサポートすることで、HMIアプリケーションに幅広くご使用いただけるように機能を強化した製品です。
静電容量式タッチおよびセグメントLCD
RL78/L23は、静電容量式タッチセンシングユニット(CTSU)とセグメントLCDドライバ/コントローラを内蔵しておりますので、使用可能なIOポートを最大数に保ちながら、BOMコストとPCBサイズを削減することができます。
デュアルバンクフラッシュ
RL78/L23はデュアルバンクコードフラッシュをサポートしており、バンクスワップ機能を使用することで、継続的にファームウェアの更新を行うことができます。 この機能は、フラッシュ メモリ領域を 2 つの別々のバンクに分割し、必要に応じて切り替えることができる機能です。 そのため、この機能を用いることで、アプリケーションの動作を中断することなく、システム更新を実行することが可能となりますので、アプリケーションを最新の状態に維持することができます。RL78/L23では、512KB
フラッシュ と 256KB フラッシュ バージョンがデュアルバンク フラッシュをサポートしています。
低消費電力およびスヌーズモードシーケンサ(SMS)
RL78/L23は、従来のルネサスLCDマイコンと比較して大幅な低消費電力を実現し、グローバルな省エネルギー化に貢献しています。
また、RL78/L23は、SNOOZEモードシーケンサー(SMS)を備えておりますので、更なる省電力化を実現することができます。 SMSはRL78ファミリのユニークな機能の1つであり、この高度な機能により、CPUはスタンバイモードのまま、周辺機器を独立して動作させることが可能です。 このため、ユーザーはアプリケーションの電力効率を向上させることができます。
まとめ
RL78/L23は、このブログで取り上げた特徴的な機能を組み合わせたMCUです。 RL78/L23はローエンドセグメントにおいて、静電容量式タッチセンシングユニット、セグメントLCD、および大容量デュアルバンクフラッシュメモリを組み合わせた唯一のMCUです。 これらの特長的な機能は、HMIアプリケーションにおけるデザイン課題を解決するのに寄与できるものであると考えております。 これらRL78/L23が特長とする高度な機能をシステム開発にご活用ください。
RL78/L23の特長の詳細については、 renesas.com/rl78l23 をご覧ください。