Goertekは、音響、光学、マイクロエレクトロニクス、筐体部品などの精密部品の研究開発、製造、販売を手がける、業界をリードするイノベーターです。 同社の専門知識は、ヒアラブル、ウェアラブル、VR/ARデバイス、IoTホーム製品、ロボティクスなど、最先端のスマートハードウェアソリューションの開発分野にも広がっています。 Goertekは、技術革新と卓越した技術力を体現する高品質な製品を提供しています。
Goertekの最新イノベーションが、AR/VR製品におけるジェスチャ認識用途に特化したスマートリングのリファレンスデザインです。 このスマートリングは、AR/VR空間におけるシームレスな操作性とユーザーエクスペリエンスの向上を目的に設計されており、機能や性能を損なうことなく、コンパクトかつ軽量なフォームファクタを実現する必要がありました。

取り組んだ課題
スマートリングの設計過程で、Goertekはいくつかの課題に直面しました。 最大の課題は、非常に薄くコンパクトなフォームファクタの中に高度な技術を統合することでした。 限られたスペースの中で高い電力効率と効果的なワイヤレス充電を実現することは、特に困難でした。 Goertekは、リングの洗練されたデザイン性を維持しながら、急速充電と高性能を両立できるソリューションを必要としていました。
Goertekは、高い電力効率、コンパクトなサイズ、そしてエンドツーエンドで提供される包括的なソリューションを評価し、ルネサスのNFCワイヤレス充電(WLC)ソリューションを採用しました。本ソリューションでは、充電ケースからリングへ電力を送信するNFCポーラとしてルネサスのPTX130Wを使用しており、業界最高クラスの出力電力により、高速なNFC充電を実現しています。また、リングサイズが異なる場合でも単一の充電ケース構成でRF性能の互換性を確保できる点も特長です。 さらに、高性能かつ高効率なPTX30W内蔵NFCワイヤレス充電リスナーSoCにより、ワイヤレス充電とデータ通信を同時に実現しています。
ルネサスのWLCソリューションは、同社の設計目標に完全に合致しており、コンパクトなフォームファクタや防水・防塵設計といった課題を克服するとともに、ポゴピンによる接点充電を不要にしました。
ルネサスのNFC WLCソリューションをGoertekのスマートリング設計に採用したことで、設計の自由度が大幅に向上し、開発期間の短縮につながりました。 急速充電機能はユーザーの満足度を向上させ、コンパクトなフォームファクタはGoertek社が競争の激しいAR/VR市場で優位に立つことを可能にし、リモートコントロール用のAR/VRアクセサリの革新的なハンドフリーデザインを実現しました。 さらに、ルネサスのソリューションが持つ高い柔軟性により、開発プロセスはよりスムーズかつ迅速になり、市場投入までの期間短縮にも貢献しています。
Goertekのウェアラブル製品マーケティング担当アソシエイト・ディレクターであるBella Bai氏は、ルネサスとの設計プロセスについて次のように述べています。「ルネサスのWLCワイヤレス充電ソリューションにより、当社のスマートリングのコンパクトなフォームファクタに最適に収まる柔軟な設計を実現することができました。 ルネサスのエンジニアリングチームとの連携は非常にスムーズで、プロジェクト全体を通じた手厚いサポートは、目標達成において欠かせないものでした。 今回の成果には非常に満足しており、今後もルネサスとのさらなるイノベーションに期待しています。」