スウェーデンのIoT企業Smart Sensor Devices ABは、新規のBluetooth®アプリケーション開発では、それを使うのと同じくらい簡単であるべきだと考えています。 そのため、BleuIOはBluetooth Low Energy(LE)USBドングル(開発者が最小限の労力で新規のBluetooth LE 5.2アプリケーションを作成できるスマートで高度に統合されたデバイス)をアップデートしました。
2016年に設立されたSmart Sensor Devices社は、主に企業間取引(B2B)分野で、屋内外のアプリケーション向けの製品とデータサービスを提供しています。 この製品は、Bluetooth、Wi-Fi、LTE-M/NB-IoTなどの業界標準接続を使用するInternet of Things(IoT)センサープラットフォームを中心に構築されています。
「当社のフルスタックアプローチは、完全なプラグアンドプレイ・ソリューションをお客様に提供し、センサーデータの収集と分析を簡単に開始できるようにします。 この使い勝手の良さのおかげで、当社は昨年、世界中でIoT接続センサのサプライヤーとしての地位を確立することができました」とSmart Sensor Devices社のCEOであるAxel Hammar氏は述べています。
プラグアンドプレイ・アプリケーション
使いやすさへのこだわりは、同社のBleuIO Bluetooth LE USBドングルに完璧に表れています。 これは、最小限の開発労力で新しいBluetooth LE 5.2アプリケーションを迅速かつ簡単に作成する方法を提供します。
B2BとB2Cの両市場をターゲットとするBleuIOドングルは、周辺機器、中央アプリケーション、またはその両方の作成に使用できます。 最新のBluetoothセキュリティを提供し、安全なIDおよび決済アプリケーションに適しています。 フラッシュメモリとブートローダを内蔵しているため、現場でのファームウェアやアプリケーションのアップグレードをサポートします。一方、カスタム設定をフラッシュメモリまたはワンタイムプログラマブル(OTP)メモリに保存することにより、より完全なものとなります。 このドングルは、Linux®、Windows®、Android™など複数のプラットフォームに対応しており、既存のIoTデバイスとの接続を柔軟かつ容易にします。

使いやすいソリューション
BleuIOドングルの心臓部には、高セキュリティ・シングルチップBluetoothソリューションであるルネサスのSmartBond DA14695が搭載されています。 これは、Arm® Cortex®マイクロコントローラ(MCU)とBluetooth 5.2ラジオを1つのエネルギー効率の高いチップに統合したものです。 DA14695 Bluetooth LE SoCは、高RF電力と優れた感度により、あらゆるIoTデバイスの接続範囲の延長に役立ちます。
「私たちは、ルネサスのDA14695 BluetoothチップとATコマンドのサンプルをベースに、迅速かつ革新的でユーザーフレンドリなBluetooth USBドングルを開発いたしました。 DA14695は、消費電力と部品点数において真のアドバンテージを提供すると同時に、優れた性能を発揮します」とAxel Hammar氏は説明します。
Smart Sensor Devices社版のルネサスATコマンドを使用することで、BleuIOのお客様は開発を大幅に簡素化できます。 お客様はコードを一行も書かずに、完全なBluetoothアプリケーションを開発することができます。 開発者は、Smart Sensor Devices社が提供するPythonとJavaScriptの優良ライブラリを利用することもできます。
成長する市場での成功
この新ドングルは、ルネサスの高セキュリティ・シングルチップBluetoothソリューションのSmartBond DA14683を採用した前バージョンの成功に基づいています。 これは、Arm Cortex MCUとBluetooth 5.0ラジオを1つのエネルギー効率に優れたチップに統合したものです。 先進的なBluetooth LE 5.2ラジオをお客様に提供し、消費電力をさらに改善するために、BlueIOはルネサスのSmartBond DA14695を用い、設計を更新しました。
この使い勝手の良さは、BleuIOドングルに対する市場の関心を既に集めており、さまざまなアプリケーションでの使用につながっています。 例えば、ドイツのPHYSEC社のPHYSEC SEAL®製品は、革新的な小型レーダソリューションで、事業者はインフラのセキュリティと完全性をほぼリアルタイムで遠隔から検証することができます。 アンチタンパーラジオ(ATR)と呼ばれるPHYSEC SEALを支えるテクノロジーは、ドイツとアメリカのトップ機関との長年にわたる最先端の研究の成果です。 ATRセンサは、既存のインフラに容易に後付けできるように設計されています。 PHYSECのIoTreeプラットフォームに接続すると、ユーザはセキュリティとアラートを一元管理できます。
このような初期の成功に基づき、Smart Sensor Devices社は現在、特定の販売地域で事業を拡大し、安定したより高レベルの事業へと移行する準備を整えています。
「ルネサスは常に、組織のあらゆる部門から優れたサポートをしてくれており、成長に際した市場の課題に対して革新的なソリューションを提供してくれます。 ルネサスのサポートがなければ、今日の当社はなかったでしょう」とAxel Hammar氏は加えました。
詳しくはDA14695およびDA14683 SmartBondをご覧ください。
詳しくはルネサスのBluetooth® Low Energy製品のポートフォリオをご覧ください。