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Yoshitaro Kondo
IoT Product Marketing
掲載: 2021年3月31日

近年、クラウドベンダやデバイスベンタのIoTソリューションが充実し、お客様でもIoTデバイスの開発が活発になっています。今回は、『既に初めているよ』、『これから始めるよ』という方々に、IoTデバイスのファームウェアをアップデートするOTA(Over-the-air)のソリューションについてご紹介したいと思います。

デバイスのIoT化で欠かせないサービスはOTAだと考えます。
実際に、数多くのお客様から『OTA機能を製品に搭載したい』とお声を頂いています。

もちろん、弊社製RXマイコンですぐに試せるOTAソリューションをご用意しています。
しかもこのソリューションは、AWS(Amazon Web Service)のOTA認定を取得しているので安心してお使いいただけます!

本ソリューションはサンプルコードとして無償にてWEB上に公開しています。
ターゲットボードはRX65N-2MB-Starter-Kit-PlusにFreeRTOSです。

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freertos-rx65n-2bb-starter-kit-plus

プログラムをダウンロードし、開発環境のe² studioでプロジェクトを開いてください。手順はアプリケーションノート(巻末のリンク)を参照してください。

ココでは詳細は説明せず、大まかな手順のイメージを共有します。手順はたったの4ステップです。緑色のイラストはAWSのクラウドサービスを意味しています。
Step 0:OTA機能入りのアプリケーションをデバイスに書き込みます。
Step 1:アップデートするプログラムをAWSサービス上にアップロードします。
Step 2:どの製品を対象にアップデートするかの指示(ジョブ)をクラウドに出します。
Step 3:対象製品は指示を受け取り、自動でダウンロードしアップデートされます。

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aws-iot-core

手順に沿ってアップロードすれば、AWSで取り決められた署名の付与や暗号化もしてくれるのでセキュリティの知識が無くても安全にアップデートを行えます!

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aws-iot-interface

OTAは複雑なイメージですが、案外素直な手順だと思いませんか?
具体的な手順はアプリケーションノートに記載しています。実際に動かしてみると、さらに理解が深まりますよ!

今回使用した環境の入手は以下
評価ボード:RX65N-2MB-Starter-Kit-Plus
プログラム:OTA機能付きFreeRTOS
手順の詳細説明資料:アプリケーションノート

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