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本製品は、RH850/E2Mで実現する車載リアルタイム制御アプリケーションに最適化されたAUTOSAR仕様マルチコアOSです。車載制御アプリケーションの高性能化、機能安全対応に貢献します。
OS本体には、機能安全規格(ISO26262)を参照した開発プロセスを適用しております。また、機能安全ドキュメントとしてセーフティ・マニュアル等を提供する予定です。
RV850カーネルは以下の機能から構成されています。
ターゲットMCU | RH850ファミリ(G4MHコア) |
---|---|
最大タスク数 | 1023 |
タスクの優先度数 | 30 |
システム・サービス数 | 73 |
カーネルコードサイズ | 約16.9~29.1Kバイト (リンクするカーネル・ライブラリの種類により変動します) |
構成物 | 説明 | 備考 |
---|---|---|
カーネルソースプログラム | カーネル本体ソースプログラム | ソースコード付き量産契約の場合にのみ提供 |
カーネル本体ライブラリ | システム構築用カーネル・ライブラリ | - |
標準ヘッダ・ファイル | ・OS標準 ・ヘッダファイル |
ヘッダファイルはC言語用を提供 |
ユーティリティ・ツール | ・コンフィギュレータ ・OSモジュール定義ファイル |
入力CFファイル形式:ARXMLまたはOSEK OIL |
サンプルプログラム | RV850を使用した簡単なプログラム | - |
タスクアナライザ (バンドル版) |
OS上のアプリケーションの動作履歴を遷移図に表示し、CPU使用率などの性能解析するツール 対応エミュレータ:E2エミュレータ |
- |
タスクアナライザ (有償版・オプション) |
OS上のアプリケーションの動作履歴を遷移図に表示し、CPU使用率などの性能解析するツール 対応エミュレータ:E2エミュレータ、adviceLUNA Ⅱ |
- |
マニュアル | ユーザーズマニュアル | - |
バンドル版と有償版の機能比較表は以下の通りです。
サポートエミュレータ / 機能概要 | バンドル版 | 有償版 |
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E2エミュレータ(オンチップデバッキング) | lens | lens |
DTSインサイト社製 JTAGデバッグツール adviceLUNA Ⅱ | — | lens |
RH850/E2M 2コアのトレースデータ同時表示 | lens | lens |
OSオブジェクト*1のCPU使用率等*2の表示 | lens | lens |
OS処理のCPU使用率表示 | lens | lens |
関数単位のCPU使用率表示 | lens (最大4関数) | lens(E2エミュレータ:最大4関数, advice LUNA Ⅱ:最大100関数) |
OSオブジェクト*1のトレースチャート表示 | lens | lens |
OS処理のトレースチャート表示 | lens | lens |
タスク状態*3のトレースチャート表示 | lens | lens |
システム・サービスのパラメータと戻り値の表示 | lens | lens |
lens:対応 -:対応なし