2022年7月20日

ルネサス エレクトロニクス株式会社(本社:東京都江東区、代表取締役社長兼CEO:柴田 英利、以下、 ルネサス)は、組み込みAIソリューションプロバイダーのReality Analytics, Inc.(CEO : Stuart Feffer、以下、Reality AI社)の買収について、Reality AI社の株主および関係当事国において必要となる当局の承認取得を経て、7月19日付けで完了したことをお知らせします。

米国メリーランド州コロンビアに本社を置くReality AI社は、自動車、産業、民生機器に向けた非画像領域の高度なセンシングを実現する、高効率な組み込みAIや機械学習(TinyML: Tiny Machine Learning)ソリューションを提供しています。業界最高水準のAIの推論実行を実現するReality AI社の技術と、ルネサスの高度な信号処理を実現する幅広いMCU/MPU製品群を組み合わせることで、高度な機械学習から信号処理までをシームレスに実現します。本件買収により、ルネサスは、AI導入のためのツールやソフトウェアを拡充し、ハードウェアを含めた包括的で高度に最適化されたエンドポイントソリューションが提供可能となりました。

ルネサスは、IIoT(Industrial IoT)、民生、自動車向けの幅広いアプリケーションにおいて、エンドポイントインテリジェンスの実現を加速してまいります。また、システム開発者の開発負担を大幅に軽減し、機器のAIoT(Artificial Intelligence of Things)化と早期の市場投入に貢献します。

本件買収完了に伴い、Reality AI社はルネサスの完全子会社となりました。ルネサスは、Reality AI社のAI専門人材を獲得し、米国メリーランド州にAIoTの研究開発拠点を有することになりました。これにより、AIoTソリューションのリーディングプロバイダーとして、ルネサスのグローバルなソフトウェア開発人材基盤をさらに広げ、AI導入を求める顧客の声に応えてまいります。

(注)本リリース中の製品名やサービス名は全てそれぞれの所有者に属する商標または登録商標です。

<留意事項>

この文書は、「ルネサスがReality AI社の買収を完了」について一般に公表するための記者発表文であり、日本国内外を問わず、投資勧誘又はそれに類する行為を目的として作成されたものではありません。また、この文書は、米国における証券の募集又は販売を構成するものではありません。米国内においては、1933年米国証券法に基づいて証券の登録を行うか又は登録義務からの適用除外を受ける場合を除き、証券の募集又は販売を行うことはできません。

<将来予測に関する注意事項>

本資料に記載されているルネサス エレクトロニクスグループの計画、戦略および業績見通しは、現時点で入手可能な情報に基づきルネサス エレクトロニクスグループが判断しており、潜在的なリスクや不確実性が含まれております。そのため、実際の業績等は、様々な要因により、これら見通し等とは大きく異なる結果となりうることをあらかじめご承知願います。実際の業績等に影響を与えうる重要な要因としては、(1)ルネサス エレクトロニクスグループの事業領域を取り巻く日本、北米、アジア、欧州等の経済情勢、(2)市場におけるルネサス エレクトロニクスのグループ製品、サービスに対する需要動向や競争激化による価格下落圧力、(3)激しい競争にさらされた市場においてルネサス エレクトロニクスグループが引き続き顧客に受け入れられる製品、サービスを供給し続けていくことができる能力、(4)為替レート(特に米ドルと円との為替レート)の変動等がありますが、これら以外にも様々な要因がありえます。また、世界経済の悪化、世界の金融情勢の悪化、国内外の株式市場の低迷等により、実際の業績等が当初の見通しと異なる結果となる可能性もあります。

以 上

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