簡単で安価に、物体や液体の有無、残量測定を可能にする「マテリアル検知ソリューション」の提供を開始

~2極の電極を付けてその間の静電容量を計測することにより、センサの代用を実現~

2019年04月23日

ルネサス エレクトロニクス株式会社

 ルネサス エレクトロニクス株式会社(代表取締役社長兼CEO:呉 文精、以下ルネサス)は、このたび、静電容量タッチキーマイコンを活用して、センサを使わずに電極を付けるだけで簡単で安価に、物体や液体を検知できる「マテリアル検知ソリューション」を開発し、本日より提供を開始します。産業機器やOA機器、家電などに電極を付けるだけで、粉末や液体、紙など物体の有無を検知し、残量を測定することが容易にできます。本ソリューションは、タッチキーマイコンに搭載されている静電容量の計測に特化した静電容量式タッチセンサユニット(Capacitive Touch Sensor Unit)が極めて高感度かつ高ノイズ耐性であることから実現できるものです。本ソリューションは、32ビットタッチキーマイコンのRX130を使用しており、今回新たに検知機能を実現するための設計資料(電極とのインタフェース回路図、サンプルプログラム、ハードウェア構成に関するガイドライン)を用意しました。本日より、ルネサスのwebサイトから無償でダウンロードできます。

 産業機器やOA機器、家電を始め、今やあらゆる機器にセンサが搭載されており、そのニーズはますます高まっています。特に、消耗品の残量を検知して事前に補充のお知らせをしたり、フィルタなどに溜まるホコリの量を管理して効率的な清掃を行うなど、きめ細やかなセンシングによる、さらなる利便性や機能の向上が追求されています。この時、物体検知用に圧電センサや、フォトセンサ、赤外線センサやCMOSセンサなど、各種センサを使用すれば実現できますが、特にセンサを多数使用する場合はコスト高になり、開発負荷も重くなるという課題があります。ルネサスの本ソリューションは、薄膜の電極を2つ付けて電極間の静電容量を測定するだけで、簡単で安価に物体検知を可能にします。センサの評価や条件設定も不要な上、静電容量式タッチセンサシステム用の開発支援GUI(Graphic User Interface)ツールの活用により初期設定や感度調整も簡単に行えるため、検知機能の機器への組み込みも早期に実現できます。

 ルネサスのインダストリアルソリューション事業本部 エンタープライズ・インフラ・ソリューション事業部の事業部長、加藤 茂樹は、次のように述べています。「センサシステムはお客様のアプリケーション開発に欠かせない要素となっており、ルネサスもセンサ向けソリューションを拡充しておりますが、開発負荷やコストに関するお悩みもあります。ルネサスの本ソリューションは、こうしたお客様に、物体の検知や残量の測定方法に対する選択の幅を広げるものになると確信しています。」

 ルネサスは今後も、OT(Operational Technology)分野におけるエンドポイントのインテリジェント化を通し、スマート社会の実現に貢献してまいります。

 

「マテリアル検知ソリューション」の詳細については、こちらをご覧ください。
https://www.renesas.com/solutions/key-technology/human-interface/material-detection.html

 

以 上

 

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