概要
説明
本製品は、ルネサス統合開発環境CS+において、ターゲットシステムのない段階でアプリケーションのソースレベルデバッグを可能にするシミュレータです。
- RH850 コアはG3M/G3K/G3KH/G3MH/G4MH それぞれのアーキテクチャで動作します。
- 各種メモリや周辺モジュールに対するアクセスレイテンシを考慮していないため、実デバイスと実行時間(サイクル数)が異なります。
特長
- ホスト計算機上で動作するので、実機がなくてもプログラムのデバッグを開始することができ、システム全体の開発期間を短縮できます。
- 下記のような機能を持ち、プログラムのテスト、およびデバッグを効率よく進めることができます。
- RH850ファミリの各CPUに対応
- デバッグ対象プログラムの実行中に異常が発生した場合、異常を無視して続行するか、または停止するかを制御する機能
- 豊富なブレーク機能
- メモリマップの設定・編集
- Cおよびアセンブラソースレベルのカバレジ表示
- Windows上で動作し、ブレークポイント・メモリマップ・トレースをダイアログボックス上で設定することができます。
- Learn More
リリース情報
本製品はCS+版の RH850ファミリ用Cコンパイラパッケージ に含まれています。コンパイラパッケージをインストールすると、CS+ 統合開発環境に本シミュレータの機能が追加されます。
ターゲットデバイス
サポート
詳細情報
機能
- ビルダ、デバッガの統合により作業効率向上
- スタックトレース機能
- 豊富なブレークポイント機能サポート
- アセンブリソースレベルでのカバレジ表示
シミュレーション範囲
[本シミュレータが、サポートしている機能]
- 全実行命令
- レジスタ
- 全アドレス空間
[本シミュレータが、サポートしていない機能]
- マイコンの周辺機能の全て
- I/Oレジスタへのアクセス
- データキャッシュ
- サイクルアキュレート