R8Cの周辺機能
- 高速オンチップオシレータ
業界トップクラスの発振精度、マッチング不要、発振安定時間も大幅短縮! - パワーオンリセット(POR)
電源立ち上がり傾き(Min.)の規定なし!
* R8C/Mx、R8C/3xC、R8C/3xD、R8C/3xM、R8C/3xT、
R8C/3xK、R8C/3xU、R8C/3xQ、R8C/L3xC、R8C/LAxA、
R8C/L3xMのみ - 低電圧検出(LVD)
電源遮断時にデータ退避が可能! - データトランスファコントローラ(DTC)
CPUを介さずメモリ-レジスタ間のデータ転送を実行! - バックグラウンドオペレーション(BGO)機能付データフラッシュ
データフラッシュへの書き込み/消去中でもCPU動作が可能! - パワーオフモード
低消費電力化に威力を発揮する新機能!
※各機能の詳細、搭載されている製品グループは、 最新のハードウェアマニュアルにてご確認ください
広がる! 用途に合わせて広がるラインアップ
- 14~100ピンの幅広いラインアップ
- 豊富なパッケージ、メモリ展開
- 高機能製品から標準品までの多彩な展開
使いやすい! 使いやすいを支える基本コンセプト
- 互換性を維持したピン配置と内蔵周辺機能
- 高性能フラッシュメモリ搭載
- 安全設計を強力にサポート
- 教育/評価に適したスタータキットから豊富なデバッグ機能を持つエミュレータまで多彩な開発ツールを提供
1、高速オンチップオシレータ
- 業界トップクラスの発振精度
R8C/32M~38M、およびR8C/L35M~L3AM(発振周波数40MHz)*:
*一部グループを除く。
-40~85℃/1.8~5.5Vで発振精度±1.5%
従来製品より60%精度アップ! - マッチング不要
- 発振安定時間の大幅短縮
Typ. 500µsからTyp. 100µsに短縮
従来製品より5倍の高速化! - EMIノイズ低減とEMSノイズ耐性向上
2、パワーオンリセット(POR)
- 電源投入時、Vdet0を検出するまでリセット解除しない
- 電源立ち上がり傾き(Min.)の規定なし
* パワーオンリセット機能の本仕様は、
R8C/Mx、R8C/3xC、R8C/3xD、R8C/3xM、
R8C/3xT、R8C/3xK、R8C/3xU、R8C/3xQ、
R8C/L3xC、R8C/LAxA、R8C/L3xMのみ
サポートしています。
3、低電圧検出(LVD)
- 電源電圧の降下(Vdet1、Vdet2)を検出して、割り込みを発生
- Vdet0を検出してリセットを発生
↓
電源遮断時、Vdet1またはVdet2割り込みを利用して
データフラッシュに必要なデータを退避可能
R8C/3x、R8C/L3xC、R8C/L3xMの電圧検出
R8C/3x、R8C/LxC、R8C/L3xMでは、Vdet0、Vdet1、Vdet2それぞれについて独立して検出電圧を設定可能です。
4、データトランスファコントローラ(DTC)
- CPUを介さずにメモリ-レジスタ間のデータ転送を実行
- 周辺機能割り込みによって起動
[DTCを使用しないデータ転送]
[DTCを使用したデータ転送]
A/D変換結果をRAMに転送する
5、バックグラウンドオペレーション(BGO)機能付データフラッシュ(DTC)
- データフラッシュへの書き込み/消去中でもCPU動作が可能
- CPUのホールド状態がなくなることで、命令実行時間と割り込み反応速度を大幅に短縮
- データフラッシュ書き換え時間を意識する必要がないため、外付けEEPROMと同じ感覚で書き換え可能
※データフラッシュはデータ格納用としてご使用いただけるフラッシュメモリです
6、パワーオフモード
- 従来のウェイトモード、ストップモードに対し、更なる低消費化を実現出来る低消費電力モード「パワーオフモード*1」を新規追加
- リーク電流対策として低速クロックでRTC(リアルタイムクロック)機能が動作する「パワーオフモード1*1」を追加
- 完全に電源供給を遮断し、外部割込みでの復帰を可能とする「パワーオフモード0*1」を追加
- パワーオフモード*1への移行は、レジスタ設定により容易に可能
*1:本機能は、R8C/Lxシリーズに搭載しております。
R8C/L3xA、R8C/L3xB、R8C/L3xMはパワーオフモード0, 1
R8C/L3xCはパワーオフモード0のみ
オンチップ電源制御回路イメージと効果。従来のウェイトモードやストップモードで大幅な消費電力低減を実現している。