エンドポイントインテリジェンス
ここ過去数年にわたり、モノのインターネットはさまざまなアプリケーションで急激な勢いを見せてきました。AI機能搭載型スマートデバイスは、所有コスト、リソース効率、柔軟性、利便性などの点で多くのメリットをもたらします。しかしながら、デバイスからクラウドへと行ったり来たりするデータ転送プロセスには、追加的レイテンシとプライバシーリスクがつきものです。これはリアルタイムシステムにとって、重大なパフォーマンス・ボトルネックとなりかねます。さらに膨大なデータ量をクラウドに転送するのに、運用コストを押し上げてしまいます。そこで、意思決定、機械学習の処理と分析をローカルで実行するといった、AI処理をエッジで行うために登場したのがエンドポイントAIです。インテリジェント機能がネットワークのエッジで使われるのが特徴です。これによって、機械学習による高度な意思決定を物理的にデータのソースに近づけ、リアルタイム性を実現し、全体的な運用コストの削減を達成できます。