公共料金メータは、請求のためだけに必要なものではありません。 公共料金メータは、資源計画、サステナビリティへの取り組み、そして公共安全の分野で、ますます重要な役割を果たしています。 GoldCard社(中国最大のガスメーター会社)の子会社であるBilliComm社は、信頼性が高く、低消費電力で豊富な機能を備えた通信ソリューションを通じて、高性能かつ低コストのガスメーター、水道メーター、ガス警報器をお客様が実現できるよう支援します。
近年、公共料金メーターは大きな変貌を遂げています。 水やガスの流量を計測するだけの基本的なメーターは、メーターを中核とした接続型のマルチデバイスアプリケーションへと、徐々に進化してきました。 例えば、ガスメーターとガス警報器はBluetooth®を介して接続できます。 警報器がガス漏れを検知すると、その情報がメーターに通知され、メーターは直ちにガス供給を遮断します。その後、ガス漏れイベントのレポートをクラウドサーバへ送信し、関係する安全当局や消防機関へ通知することで、迅速な対応を可能にします。
もう一つの一般的なケースとして、複数の利用者の水道メーターが、一つの井戸に設置されている場合があります。 自動検針を行うためには、水道事業者が各水道メーターと遠隔で通信できる必要があります。 各メータにワイヤレス接続モジュールを搭載すると、非常に高コストになります。 より費用対効果の高い解決策としては、井戸内にBluetoothコンセントレータをベースとした中央ワイヤレス接続モジュールを設置し、個々の水道メーターにBluetoothモジュールを追加する方法があります。 コンセントレーターは、Bluetoothを介してメーターを自動的に読み取り、データをクラウドサーバーへアップロードします。

GoldCard社のガス警報器

GoldCard社のガスメーター

GoldCard社の水道メーター
適切なソリューションを見つける
BilliComm社は、こうした利用シナリオに向けたメータおよび警報アプリケーションを開発する企業を対象に、Bluetooth通信モジュールに加え、ソフトウェアおよびハードウェアソリューションを提供することで支援しています。
「このようなシナリオでは、ルネサスのDA14531チップの使用をお勧めします。」と、BilliComm社のDGMであるMax Yao氏は述べています。 「他社製チップと比較した結果、最も低い消費電力と、より多くのマイコンリソースを備えていることが分かりました。 また、ソフトウェアの変更によって、さまざまなアプリケーションのシナリオへ柔軟に対応できます。」
BilliComm社は、自社の通信モジュールのBluetooth機能の中核としてDA14531を採用しています。 「DA14531は低消費電力であるだけでなく、価格競争力にも優れています。 また、GoldCard社とルネサスはすでに戦略的パートナーシップを構築しており、サプライチェーン面での支援も受けられます。これは、グローバルな通信モジュール業界でトップ3を目指す当社にとって極めて重要です」とYao氏は付け加えています。
成功を支える
公共料金メーターのアプリケーション特有の課題により、Bluetooth通信の実装は容易ではありませんでした。 「開発を加速するために、ルネサスはプロジェクトの初期段階でフィールドアプリケーションエンジニア(FAE)による多くの技術トレーニングを手配し、私たちの質問にもタイムリーに対応してくれました」と、プロダクトマネージャーのHarry Yang氏は説明しています。
その一例として、BilliComm社は、開発プロジェクトに本格的に着手する前で開発リソースが確保できていない段階にもかかわらず、顧客に対して緊急でプロトタイプを提供する必要がありました。 「ルネサスのFAEがプロトタイプ用のコードを迅速に開発してくれたおかげで、顧客の要望に応えることができました」とYang氏は付け加えています。
「プロジェクトの後半では、ルネサスのFAEが主体となって研究開発を組織し、技術課題を共同で検討しました。 その後、コードを確認し、デバイスの性能を最大限に引き出せるよう最適化を支援してくれました。 このようなサポートのおかげで、開発から納品までを無事に完了することができました。」