~車載インフォテインメントシステム製品などへのソリューション提案、協業開発、エコ推進が評価~
2016年11月30日

 ルネサス エレクトロニクス株式会社(代表取締役社長兼CEO:呉 文精、以下ルネサス)は、このたび、パナソニック株式会社(以下、パナソニック社)から、車載インフォテインメントシステム製品などの開発について、多大な貢献をしたとして、パナソニック社がサプライヤ企業に授与する賞としては最高位となる「ベストパートナー賞」を受賞しました。同時に、技術貢献賞の最高位となる「技術開発貢献賞 優秀賞」、さらにはパナソニック社が推進するECO・VC活動で最も大きな成果があったとして、「ECO・VC賞 金賞」も受賞しました。これらの三冠を同時に受賞したのは、ルネサスが初めてとなります。

 11月4日に開催されたパナソニック社のエクセレントパートナーズミーティングにおいて、パナソニック社の代表取締役社長、津賀 一宏氏は、ルネサスの代表取締役会長である鶴丸 哲哉に対し、パナソニック社の製品開発とビジネスの拡大、さらにECO・VC活動に大きく貢献したことに感謝の意を表し、トロフィーと盾を授与しました。

 パナソニック社は毎年、エクセレントパートナーズミーティングを開催しており、ルネサスはここに招待される200社以上の企業の中から、「ベストパートナー賞」を受賞しました。さらに今回は、「技術開発貢献賞 優秀賞」を受賞。これは、車載インフォテインメントの分野に向けた車載情報システム用SoC「R-Car」を提案するだけでなく、パナソニック社とプラットフォームの開発でも協業し、世界5モデルの同時開発に貢献したことが評価されたものです。ルネサスのR-Carが持つ優れたスケーラビリティと、各種アクセラレータ機能を最大活用できるソフトウェア環境構築により、パナソニック社がアプリケーションの性能を最適化することができました。R-Car H2・M2・E2全ラインアップの採用はパナソニック社が世界で初めてとなります。

 一方、「ECO・VC賞 金賞」は、環境活動(CO2低減)と価値創造(Value Creation)の両輪の活動成果に与えられる賞であり、今回、車載インフォテインメントのシステムコントロールマイコンとして採用された40nmフラッシュマイコンのRH850によって、システム全体としてCO2を60%低減しつつ、大幅に性能を向上し、システムコストも改善するというVCを両立したことが評価され、最高位の金賞を受賞しました。

 ルネサスが今回受賞したこの3賞を、1社が独占したことは過去に無く、この3冠達成は、パナソニック社の製品やビジネス、また環境活動に対して、ルネサスが最も大きく貢献した証となります。ルネサスは今後も、車載分野だけでなく、家や社会基盤などに向け、幅広くソリューションを提供することにより、パナソニック社のグローバルなビジネスに貢献するベストパートナーを目指します。

以 上

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