ISL15110は、電力線通信(PLC - Power Line Communication)多入力多出力(MIMO - Multi Input Multi Output)アプリケーション向けに開発されたデュアルポート差動ラインドライバです。MIMO PLCでは、1組または2組の相線、中性線、アース線での伝送が必要です。このデバイスは、OFDM PLCモデムリンクに必要な高い線形性を維持しながら、重い回線負荷を駆動するように設計されています。15. 5dBmのMIMO送信信号電力(各ペアで12.5dBm)を50Ωの回線負荷に供給した場合、ドライバは出力スペクトル全体で平均-50dBのMTPR歪みを実現します。2 つの差動ドライバにはそれぞれコントロールピンがあり、差動出力のイネーブル/ディセーブルに使用されます。これらの制御により,ITU-T MIMO G. hn や関連規格に基づく PLC アプリケーションに必要な,2 つの差動ドライバの独立した TDM 動作が可能になります。ディセーブル・モードでは、ラインドライバ出力は高インピーダンス特性を維持し、TDM受信信号のインテグリティに影響を与えません。ISL15110は、静止電流に柔軟に対応するため、外部IBIASピンを備えています。単一電源設計ではピンを接地すると公称電流が得られますが、ピンと接地の間に抵抗を挿入すると両ポートの静止電流を小さくすることができます。ISL15110は、熱強化型20Ld QFNで提供され、-40℃~85℃の全温度範囲で動作します。
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発注型名 | サンプル |
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ISL15110IRZ | Availability |
ISL15110IRZ-T13 | Availability |
ISL15110IRZ-T7 | Availability |