
最新トレンチ技術による「0.25umプロセスの微細化技術」「新マルチ・ボンディングを用いたパッケージ技術」による世界最高レベルの超低ON 抵抗を実現し車載仕様に適した製品を取り揃えております。
[注意]
弊社の車載向けアナログ&パワー製品に関しての使用上のご注意 (PDF)があります。必ずご一読下さい。
世界各国で燃費・排ガスに対する環境規制やエネルギー政策が進む中、電動車両(HEV/EV)は「環境・省エネ対応」「安全・利便性向上」を図りつつ、実用車・SUV・スポーツカーなど多様化しながら普及・拡大が続いています。こうした次世代自動車の普及に伴い、高性能・高効率・高機能なパワーデバイスの需要がますます増加しているわけですが、ルネサスではこのようなニーズに対応するべく、自動車用途を意識した設計・開発、工程管理のもと、高い品質・信頼性を実現した製品を市場に提供してきました。現在も更なる 「高性能・高信頼性・高機能」な製品を市場に送り出すべく、新しいプロセスと製品の開発を進めています。
車載用低耐圧パワー MOSFET プロセストレンド
高温環境にて大電流駆動を制御するため、自動車電装用パワーMOSFETとして、 まず重要となるのが低オン抵抗特性です。また、近年、PWM応用、電源応用の拡大も踏まえて、スイッチング特性も重視される動向にあります。これらの技術動向を踏まえて、超低オン抵抗特性と低ゲート容量を兼ね備えた高性能プロセスを継続的に開発しています。また、高破壊耐量、高信頼性で安心してお使いいただけるよう、長年培われたノウハウを盛り込んだ高破壊耐量設計を適用しています。電動車両(HEV)に搭載される48Vシステム用としてANMシリーズ(80-100V製品)、12Vシステム用としてANLシリーズ(40V製品)を開発しています。

車載パワーデバイスパッケージ展開
自動車電装用途では、大電流クラスのEPS用途から、中電流クラスのエンジン制御用途まで幅広いパッケージバリエーションが必要となります。それらの各種の要求事項を満足させるため、最新のパワーデバイス組立技術を適用したパワーパッケージで高性能パワーデバイスを開発しています。EPS等ではボンディングワイヤの多本ボンディングでの7ピンTO-263で大電流対応化を図るとともに、エンジン制御等の中電流用途では8ピンHSONで小型化・実装面積低減をしています。
