IoTエンドポイント機器を素早く簡単に試作できる、低消費電力なRL78マイコン搭載のプロトタイピング用ボードを発売

~Bluetooth® Low Energy用拡張ボードを同時発売するほか、各種機能を拡張できるインタフェースを装備~

2019年12月05日

ルネサス エレクトロニクス株式会社

 ルネサス エレクトロニクス株式会社(代表取締役社長兼CEO:柴田 英利、以下ルネサス)は、本日より、低消費電力マイコンRL78ファミリの中で、最も豊富な機能を備えるRL78/G14を使用したプロトタイピング用ボード「RL78/G14 Fast Prototyping Board」を発売します。RL78/G14マイコンは、その低消費電力な特長から、ポータブル機器のモータ制御やIoTのセンサ端末に特に適しています。今回、短期開発を支援するために多機能かつ低価格の試作開発用プロトタイピングボードを開発しました。ユーザはこれにより、簡単に低コストで試作品の開発を始められるため、技術やニーズの急激な変化に対応しやすく、市場投入までの時間を短縮できます。また、本日同時発売の「RL78/G1D BLE Module Expansion Board」を使用することで、容易にBluetooth® Low Energy無線通信の機能を追加することが可能です注1。RL78/G14 Fast Prototyping Boardの参考価格は20米ドル/個(税別)、RL78/G1D BLE Module Expansion Boardの参考価格は25米ドル/個(税別)です。

 従来、RL78/G14用のスターターキットやターゲットボードは、外部エミュレータが必要であったり、高機能なもののコストがかかるといった課題がありました。今回のプロトタイピングボードは、入手しやすい価格でありながら、E2エミュレータLite(E2 Lite)と同機能のエミュレータサーキットが搭載されているため、デバッグ用の追加ツールの購入が不要です。RL78/G14のすべての信号端子にアクセス可能な端子を装備しており、ArduinoおよびPmod™のインタフェースも搭載しているため、機能拡張が容易です。また、本プロトタイピングボードとSemtech社製のSX1261/SX1262 LoRa®トランシーバを組み合わせて使用すれば、長期のバッテリ駆動が可能なLoRa®に基づく無線通信によるIoTセンサデバイスを試作することも可能です注1ほか、サンプルコード、アプリケーションノートも提供します。

 ルネサスのIoT・インフラ事業本部、汎用MCU事業部の事業部長である中西 規章は次のように述べています。「IoT機器の進化のスピードが加速するにつれ、アイデアをいち早く具現化し、試作することは、ビジネスの成否を決める重要なポイントです。今回のプロトタイピングボードにより、お客様がいち早く開発に着手できるようになり、タイムリーな市場投入に貢献できると確信しております。」

 

RL78/G14マイコンについて

RL78/G14の演算処理性能は、51.2 DMIPS@32 MHzでRL78ファミリの中で最も優れています。最大512KB(キロバイト)のフラッシュメモリと最大48KBのRAMを搭載しており、タイマ機能や8ビットD/Aコンバータなどの機能も備えています。特に、CPU動作時に66μA/MHz、スタンバイ(STOP)時注2に240nAの業界最小レベルの低消費電流のため、バッテリ駆動のポータブル機器やIoTセンサ端末に加えて、家電や産業機器、ビル管理やヘルスケア機器など、幅広いIoTエンドポイント機器に使用することができます。

 

「RL78/G14 Fast Prototyping Board」の詳細については、こちらをご覧ください。
http://www.renesas.com/rl78fpb

以 上

 

(注1)Bluetooth®とLoRa®を使用する際には各国の電波法に基づいてご使用ください。

(注2)STOPモードは,高速システム・クロック発振回路,高速オンチップ・オシレータを停止させ,システム全体が停止するモードです。

 

*BluetoothはBluetooth SIG, Inc.の登録商標です。

*Semtech, LoRaはSemtech Corporationの登録商標です。

*本リリース中の製品名やサービス名は全てそれぞれの所有者に属する商標または登録商標です。


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