概要
説明
P8620は、Cortex™ M0ベースのマルチチャネル・パワー・マネージメントIC(PMIC)で、ハイパフォーマンスの要件を満たすとともに、システム・ボードの面積とBOMを最小限に抑えるための高レベルの集積化を実現するように設計されています。
このPMICには、Intel VR 13.0仕様に適合する電圧レギュレーション、電源シーケンス管理、A/D変換、I2C/SPIおよびSVID通信、プログラマブルGPIO等のサブシステムが含まれています。
P8620には、5つの独立した分散型電源ユニット(DPU)コントローラが組み込まれており、最大4つの P8610 DPUをサポートし、レールあたり最大29A(パルス)負荷電流を供給可能です。4つの内部降圧レギュレータは、追加出力を提供します。独自のマルチプロトコル単線式デジタルバスは、ホストPMICをDPUに接続して、制御およびステータス情報を交換します。DPUはPMICエコシステムにシームレスに統合されており、ユーザの観点からわかりやすいです。
P8620PMICは、ユーザ・プログラマブルな多くの高度な機能を内蔵しており、接続されたDPUの効率、過渡応答、スタンバイ電力のいずれかに最適化されるように制御できます。また、このPMICはDC/DCレールの出力電流測定もサポートしており、セーフティ機能と診断機能を備えているため、プロトタイプ システムでのデバッグが容易です。
P8620は、Intel Tiger Lake UP3/Corner Stone Ridgeカスタマーリファレンスボード(CRB)およびIntel Tiger Lake H/Whale Mountain CRB用に開発されたファームウェアを搭載しています。
このデバイスは、熱特性が改善された9mm×9mmの64-QFNパッケージで供給されます。
注:このPMICの機能は、内部Cortex M0上で動作するファームウェアコードによって定義されます。このドキュメントに記載されている機能の説明とピン マッピングは、特定プラットフォームの実装によって変更される場合があります。すべてのファームウェアオプションについて、詳細な実装ドキュメントがあります。
特長
- 4.2V〜5.5V電源で動作
- FET内蔵の4つの降圧レギュレータ、1つはソース/シンク機能用として設定可能
- 5 つの降圧コントローラ(外部 DPU 用)
- 各レールの出力電圧を個別に設定可能
- 各レールのシーケンスを個別に設定可能
- Intel VR 13.0準拠
- 3つのLDO
- 2つの10ビットADC
- 内部および外部電圧、ダイ温度、レール電流を監視
- 高速SPIマスタ/スレーブインタフェース(最大8MHz)
- ハイスピードI2Cスレーブインタフェース(最大3.4Mbps)
- 故障解析とレポート
- 使用状況の監視とレポート
- SOCへの割り込み アラート
- 16個のプログラマブルGPIO
- 外部OVPスイッチを駆動するための1つの高電圧対応GPIO
- 動作温度範囲 -40℃~+85℃(周囲温度)
- 64-QFN、0.5mmピッチ、9×9mmパッケージ(7.7mm×7.7mm Epad)
製品比較
アプリケーション
ドキュメント
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分類 | タイトル | 日時 |
データシート | PDF 617 KB | |
データシート-簡略版 | PDF 50 KB | |
EOL通知 | PDF 768 KB | |
アプリケーションノート | PDF 923 KB | |
4件
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設計・開発
モデル
ECADモデル
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