概要
説明
R-Car V3Hは最先端のComputer Vision向けの最高水準のTOPS/Wattを、ドライバーモニタリングシステムなどの最新のNCAP2020年要件に対応し、NCAP(欧州新車アセスメントプログラム)2025年への移行パスを提供します。
高性能なディープラーニング
2018年2月にR-Car V3Hで発表された、畳み込みニューラルネットワーク(CNN)用の統合IPを含む最先端の認識技術をベースに、アップデートされたR-Car V3Hは、CNN処理の性能を従来の4倍に向上させ、低消費電力レベルを維持しながら、Computer Visionの全IPを含めた全体で最大7.2TOPSの処理を実現しています。
最先端の機能安全対応
リアルタイムの分野において最大ASIL C基準に対応している高度に統合されたSoCはセンサフュージョンや最終判断の行動を管理するための外付け安全マイクロコントローラが不要になります。 R-Car V3Hは認識スタック、RadarまたはLiDAR付きセンサフュージョン、最大8メガピクセルカメラの ISPに対応する実証済のIPを特長とし、部品コストを抑えて市場投入までの時間を短縮するOEMやTier 1が可能になります。
R-Car用ソフトウェア開発キット
新しいR-Car SDK(Software Development Kit)は、ADASや自動運転システムのディープラーニングによるソフトウェア開発を加速する使いやすい開発フレームワークです。
特長
- 低消費電力で高効率な画像認識を実現する画像認識エンジンはCNNの3.7 TOPSを含む最大7.2 TOPSを実現し、性能と電力のバランスを最適化
- アプリケーションプログラミング向けのQuad Arm® Cortex®-A53と AUTOSARを実行するデュアルCortex-R7ロックステップにより、ASIL D開発プロセスと同時にシステムで機能安全をサポート
- CNN-IP、コンピュータビジョンエンジン、画像歪み補正IP、ステレオビジョン、クラシファイア、デンスオプティカルフローなど、高度なセンシングと認識のための映像処理と画像認識IPのフルセットを提供
- 統合されたISPにより、低コスト化のための高集積化を実現
- 8メガピクセルセンサーと最新のRGB-IR規格に対応
- CAN、イーサーネットAVB、FlexRayを含む車載用周辺機器のフルセットを統合
- ASIL B(センサ層、アプリケーションプロセッサ)やASIL C(リアルタイムの分野)の安全目標に対するメトリックをサポート
- 現在量産されているR-Car V3H SoCバージョンとハードウェアやソフトウェアとの完全互換
- ルネサスやそのパートナーのエコシステムに対応するフロントカメラ向けオープンソリューション
製品仕様
- 1.0GHz Arm® Cortex®-A53 MPCore™コアを4つ搭載
- デュアルロックステップ800MHz Arm® Cortex®-R7コアを搭載
- LPDDR4-3200メモリコントローラ:32ビット×1ch
- 画像認識エンジン(IMP-X5-V3H)
- CNN、高密度オプティカルフロー、ステレオディスパリティ(立体視差)やオブジェクト分類専用のハードウェアアクセラレータ
- デュアル画像信号プロセッサ(ISP)
- ビデオ出力(レーン4つ×LVDS 1ch、デジタル1ch)
- ビデオ入力(レーン4つ×MIPI-CSI2 2ch、デジタル2ch)
- ギガビットイーサネット、AVBイーサネット
- PCI Expressインターフェース
製品比較
アプリケーション
設計・開発
ソフトウェア/ツール
サンプルコード
ボード&キット
モデル
ECADモデル
SamacSysの回路図シンボル、PCBフットプリント、および3D CADモデルは、製品オプションテーブルのCADモデルリンクをクリックすることで参照できます。シンボルまたはモデルが対応していない場合は、SamacSysに直接リクエスト可能です。

サポート
ビデオ&トレーニング
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