概要
説明
RL78/G11マイコンを搭載したRPB(ルネサス・プロモーション・ボード)は、試作/評価に最適な小型ボードです。 E2エミュレータLiteデバッガ/プログラマの機能と、昇圧型DC/DCコンバータと、RL78/G11マイコン(25ピンLGAパッケージ)を、 57mm x 10mmサイズの小型ボードに詰め込みました。
さらに、RL78/G11マイコンボードがもう一枚付属(24ピンQFNパッケージ)。
はじめよう
- DIPスイッチが図のように設定されていることを確認します。
- デモコードはあらかじめボードにインストールされています。Micro USBケーブルをE2OBボード上のMicro USBソケットに、もう一方の端をPCのUSBソケットに差し込むと、ボードが起動します。
- 緑のユーザLEDが1秒間に約5回点滅します。ユーザスイッチを押すと、LEDは2倍の速度で点滅します。
- Windowsのデバイスマネージャーで、「ポート(COMとLPT)」を展開して、ボードに割り当てられたCOMポート番号を確認します。WindowsTM 7/8のユーザは、ここで仮想通信ポートデバイスドライバをインストールする必要があります。完全な手順については、アプリケーションノート(R01AN3918EG)の7章を参照してください。
- シリアルターミナルプログラムを開いて、ボードのコンソール出力に接続します。Windowsの最近のバージョンには、シリアルターミナルプログラムが含まれていません。ルネサスでは特定のプログラムを推奨していませんが、この製品ではPuTTYおよびTera Termをテスト済みです。その他のターミナルプログラムも利用可能です。
- 9600ボー、8データビット、1ストップビット、パリティなしに設定したシリアルコンソールを実行します。
- コマンド「LED x」を入力して、LED点滅速度を設定します。ここで「x」はLEDの状態変化間における50ms間隔の数を表す1~200の整数です(例:「LED 10」と入力すると、LEDは1Hzで点滅)。コンソールに「OK」と表示され、LED点滅速度が変更されます。任意の速度において、スイッチを押すごとに、LED点滅速度が2倍になります。
特長
- オンボードのデバッガ/プログラマ(E2エミュレータLite)で、すぐに試作/開発をはじめられます。
- 電池1つで動作
- 電源ボード(入力電圧=0.7Vから3.3Vを生成)を使えば、単3電池1つでもマイコンボードを動かせます。
- 超小型で試作/開発に最適
- RL78/G11を搭載したマイコンボードは15mm×10mmの超小型サイズで、試作品への組込みに最適。 ブレッドボードや導電性インクペンと一緒に使える工夫を詰め込みました。