概要
説明
R-Car S4は、E / Eアーキテクチャがドメインとゾーンに進化する際に必要とされる、高性能かつ、複数の多様な高速ネットワークに対応し、高いセキュリティ機能と高い機能安全レベルを備えたCar Server / CoGWの導入を可能にします。R-Car S4は、第3世代のR-CarやRH850用に開発されたソフトウェアを最大88%再利用することができます。各種ドライバやLinux BSP、ハイパーバイザなどの基本ソフトウェアを含むソフトウェアパッケージも提供し、リアルタイムコアを含むR-Car S4用ソフトウェア開発をサポートします。
特長
- 1.2GHz Cortex A55コアを8個、1.0GHz Cortex R52コア(ロックステップ)を1個、400MHz RH850 G4MHコア(ロックステップ)を2個搭載により、最大45,000DMIPSのアプリケーション処理性能と最大9,000DMIPSのリアルタイム性能を実現します。
- CAN FD×16、LIN×16、SENT×8、FlexRay×1、2× 2-lane PCIe 4.0を含む豊富な車載インタフェースにより、車内外の多様なコネクティビティを実現します。
- 2.5 Gbps帯域幅のイーサネットTSNスイッチを3ポート搭載し、車両内および外部との高速かつ低遅延の通信を実現します。
- 8MB(メガバイト)SRAMを内蔵し、RH850 G4MHコアのコードを低遅延で実行可能にします。
- 複数のハードウェアセキュリティモジュール(HSM)により、サイバ攻撃に対するセキュリティを強化します。
- R-Car S4はISO-26262に準拠しており、ASILBおよびASILDに準拠した機能安全をサポートしています。
製品比較
アプリケーション
設計・開発
ソフトウェア/ツール
R-Car S4 SDK download guide material (PDF)を参照の上、必要なパッケージをダウンロード、使用ください
ソフトウェア/ツール
Software title
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Software type
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会社名
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マルチコア同期デバッグ&トレースツール R-Carの複数のハードウェアリソースが相互に影響して発生する問題の解析や原因特定を容易にするツール。
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IDE and Coding Tool | ルネサス |
バーチャルターンキープラットフォーム バーチャルターンキープラットフォームは、「仮想開発環境R-Car Virtual Platform(VPF)」上に、ソフトウェアライブラリやサンプルコードなど動作検証済みの「ソフトウェア開発キット(R-Car SDK)」を搭載したものです。
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Solution Toolkit | ルネサス |
RoX Virtual Platform 次世代自動車における車載ソフトウェア開発を加速する RoX Virtual Platform (VPF)
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Simulator | ルネサス |
R-Car向けe² studio ADASおよび自動運転のための統合ソフトウェア開発環境。 コンピュータービジョンやディープラーニング(深層学習)アルゴリズムのソフトウェア開発を容易にする革新的なオープン開発環境。
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IDE and Coding Tool | ルネサス |
コネクテッドカー向けアプリケーション配信管理システム AosEdge Platform コネクテッドカーの新たなUX(ユーザーエクスペリエンス)を提供するソフトウェアを配信・運用できるV2C(Vehicle to Cloud)プラットフォーム「AosEdge」
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Software Package | EPAM Systems, Inc. |
Renesas MCAL Renesas' MCAL (Microcontroller Abstraction Layer) software drivers can be obtained as a stand-alone software package.
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Software Package | ルネサス |
マルチデバイス同期デバッグ&トレースツール 複数のデバイスのCPU上で協調動作するSWで発生する問題の解析や原因特定を容易にするツール。
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IDE and Coding Tool | ルネサス |
マルチデバイス用協調シミュレーション環境 個別のデバイス用に提供していたシミュレータ群を統合し、連携動作を可能とした、マルチデバイスの動作シミュレーション環境です。
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Simulator | MathWorks, Australian Semiconductor Technology Company, Synopsys |
ソフトウェア開発向け高速シミュレータ QEMUをベースとする高速なシミュレーション環境です。
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Simulator | ルネサス |
マルチデバイス用分散処理ソフトウェア アプリケーションが持つ機能を複数のSoCやマイコン内部のCPUやHWIPへ分散配置しハードウェアが持つ性能を最大限引き出すソフトウェアです。
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Solution Toolkit | ルネサス |
R-Car S4 Whitebox SDK R-Car S4 Whitebox SDKはコネクテッドサービスのアプリケーション開発を加速させる統合開発プラットフォームです。全てのソフトウェアはFoC (Free of Charge)ライセンスでall-in-one packageとして提供されます。
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Software Package | ルネサス |
RH850, R-Car ファミリ用モデルベース開発環境 [Embedded Target for Virtual Platform] Embedded Target for RH850 Virtual Platformは、Simulink®モデルからターゲットデバイスの周辺コードを生成し、Simulinkと仮想環境にて連携検証を行える開発環境です。
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Model-Based Development | ルネサス |
RoXソフトウェア開発キット RoX SDKは、R-Car SoC向けソフトウェアのeasy-to-startとeasy-to-useを実現する利便性の高い開発フレームワークです。
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Software Package | ルネサス |
R-Car Gen4 Flash Writer for Winbond Octal NOR Flash Flash writerは、R-Car Gen4のSCIFを介してホストPCからバイナリイメージの一部を転送し、バイナリイメージを外部フラッシュメモリに書き込みます。パッチファイルをFlash writerに適用することで、Winbond Octal NOR フラッシュへの書き込みが可能になります。
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Software Package | Winbond Electronics Corp. Japan |
14件
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サンプルコード
ボード&キット
R-Car S4 開発ボード / Spider
新しいE/Eアーキテクチャへの対応を実現するため、車載ゲートウェイアプリケーション用のハードウェア、ソフトウェアを完備した開発環境を提供します。
R-Car S4 Starter Kit
R-Car S4は、クラウド通信と安全な車両制御を両立するために、高いコンピューティング性能と豊富な通信機能を搭載しています。従来、R-Car S4用には、評価ボードとソフトウェアを完備した開発環境「R-Car S4 Reference Board」を提供しておりましたが、より安価で入手しやすいボードへのニーズの高まりに応えてR-Car S4 Starter Kitを開発しました。これにより、カーサーバ、コミュニケーションゲートウェイ、コネクティビティモジュールなどの初期評価を容易にスタートできるようになり、アプリケーション開発を加速します。
Vehicle Computer Generation 4
The VC4 is based on a complete Renesas chipset. The centerpiece is the R-Car S4 with 8x Cortex®A55 cores, 1x Cortex® R52 core 2x RH850 G4MH delivering up to 27K DMIPS application performance plus >5.3K DMIPS lock step real-time performance. It incorporates an 8MB SRAM to execute code on the...
ビデオ&トレーニング
指定するキャプチャアドレス範囲内の各処理及びその時間帯のトレースデータをR-Car用e² studioの”ETM Call Flow Trace”ウインドウに表示する方法を紹介します。
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