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更新日: 2022年12月24日
Renesas Electronics Corporation

産業分野に必要な基本ソフトを動作検証済みのパッケージソフトとして提供します。
お客様は安定動作するLinux+基本ソフトをすぐに利用でき、アプリケーション開発に注力が可能です。
RZ/Gプラットフォーム製品の評価用にすぐにダウンロードしてお使いいただくことができます。

製品概要

Linuxパッケージ、及びソフトウェア・アドオンで構成されるソフトウェア一式を提供します。
本製品は開発プロセス管理下で動作検証を実施済み、定期メンテナンスも実施します。管理された検証済みパッケージをお使いいただくことにより、組込みシステム開発におけるお客様のソフトウェア開発負荷を大きく低減します。

本製品をご利用の際は、最初に製品同梱のRelease Note、および「RZ/G Verified Linux Package Start-up Guide」の内容をご確認ください。

[特徴]

  • 初回リリースのみならず定期メンテナンス時にも動作検証を実施して提供。
  • 業界標準の APIをサポート。
  • ルネサスや、選定されたパートナー企業から提供されるソフトウェア・アドオンによる機能拡張性。
  • 無償でメンテナンスを実施。
  • 2つの異なるLinuxカーネルを選択可能。

[提供機能]

  • Linuxカーネル
    2つの異なるカーネルを含むダウンロードを選択可能。
    [4.4-CIP版]は10年を超える長期サポートのLinuxカーネルを採用。
    [4.4-CIP-RT版]は10年を超える長期サポートかつリアルタイム性を向上させたLinuxカーネルを採用。
  • Device Driver
  • Media Player IF
    汎用メディアプレイヤー(GStreamer)およびそのIF(Plug-in)を提供。
  • Video Codec
    H.264デコーダ/エンコーダを標準IF(OMX)で提供。
  • Video データ処理
    表示画面に合わせて、拡大/縮小、切り出し、合成などの画像編集機能を提供。
  • グラフィックス機能
    OpenGL ES 規格に準拠したグラフィックス機能を提供(SGX)。

主要コンポーネントの名称およびバージョンはRelease Noteでご確認いただけます。
ダウンロード種別は、基本として [4.4-CIP版] を選択ください。 [4.4-CIP-RT版] は [4.4-CIP版] のリアルタイム性能を向上したものですが、最悪応答時間の保証等いわゆるハードリアルタイム性を保証するものではありません。お客様の使用されるユースケースにて性能評価を実施いただき、実製品への適用可能性を十分検討いただくようお願いいたします。

  • RT版のメリット
    周期的な処理の実行精度を向上
    割り込みに対する最悪応答時間が改善
  • RT版のデメリット
    一般にスレッドの切り替え回数が増加するため、システム全体の処理性能が低下
    Linuxカーネルの排他等のタイミングが変わるため、既存資産(ドライバ等)に問題が生じる可能性

本パッケージには「Multimedia Package」ページにて配布されているものと同一のH.264Videoコーデック、グラフィックス(OpenGL ES)機能を動作させるための評価版ライブラリが含まれています。 「RZ/G セキュリティソリューション」は本製品に含まれておりません。 「RZ/G セキュリティソリューション」ページより別途入手して下さい。

[対象リファレンスボード]

  • iWave RZ/G1H-PF開発キット
  • iWave RZ/G1M-PF開発キット
  • iWave RZ/G1N-PF開発キット
  • iWave RZ/G1E-PF開発キット
  • iWave RZ/G1C-PF開発キット

※「標準版」ボードのみが対象となります。「標準版」ボードに実装されていないインターフェースおよび「SATA版」等の標準版ではないボードの対応状況につきましては「お問い合わせ」ページよりお問い合わせください。

[更新履歴]

  • 2018/12/17:4.4-CIP-RT版 VLP 2.1.0-RT(RT版として最初のリリース)
  • 2019/6/27:4.4-CIP版 VLP 2.1.2-RT(Linux kernel 4.4.176-cip31-rt23に更新)
  • 2019/12/23:4.4-CIP-RT版 VLP 2.1.4-RT(Linux kernel 4.4.190-cip36-rt25に更新)
  • 2020/6/29:4.4-CIP-RT版 VLP 2.1.6-RT(Linux kernel 4.4.208-cip41-rt27に更新)
  • 2020/12/24:4.4-CIP-RT版 VLP 2.1.8-RT(Linux kernel 4.4.235-cip49-rt31に更新)
  • 2021/6/30:4.4-CIP-RT版 VLP 2.1.10-RT(Linux kernel 4.4.262-cip55-rt34に更新)
  • 2021/12/24:4.4-CIP-RT版 VLP 2.1.12-RT(Linux kernel 4.4.285-cip55-rt36に更新)
  • 2022/06/30:4.4-CIP-RT版 VLP 2.1.14-RT(Linux kernel 4.4.302-cip68-rt38に更新)
  • 2022/12/24:4.4-CIP-RT版 VLP 2.1.16-RT(Linux kernel 4.4.302-cip70-rt40に更新)

[次回更新予定]

2023/06:4.4-CIP-RT版

[注意]

RZ/G Verified Linux Packageは以下のデコーダ、エンコーダ、パーサー関連のパッケージを含んでおります。

[評価版ダウンロード]

以下、Release Noteをご確認いただき、必要なファイルをダウンロードしてください。

評価版パッケージは評価目的で提供されます。使用条件としてお客様の製品に搭載することはできませんが、最初の評価には十分ご利用いただけます。製品版を入手する際は、[サポートポリシー]を必ずご確認いただき、[製品版ダウンロード]に記載のダウンロードリンクより申請してください。評価版と製品版の違いにつきましては、リリースノートをご確認ください。

[サポートポリシー]

原則としてルネサスは本評価版へのサポートは行いません。製品版をご利用の場合には、以下のサポートを無償で提供いたします。
詳細はルネサス特約店または当社営業担当までご確認ください。

  • RZ/G RZ/G 検証済みLinuxパッケージ(VLP)に対し、以下のサポートを無償で提供します。
  提供形態 仕様Q&A および 不具合調査*1 修正
リファレンスボード お客様ボード
お客様作成/変更SW - No No*2 No
お客様追加OSS - No No No
VLP検証対象OSS ソース Yes No No
ルネサス作成SW ソース Yes Yes Yes
バイナリ Yes Yes*3 Yes

*1) 不具合が弊社提供物の問題であることの切り分けは、お客様で実施をお願いします。

*2) ボード依存のチャネル数、ピンコンフィグの変更はサポート対象です。

*3) ユーザーズマニュアルに記載、定義されている動作のみ質問を受け付けます。

評価版パッケージは評価目的で提供されるものであり、使用条件としてお客様の製品に搭載することはできません。製品版の入手方法および使用条件の詳細は、評価版ダウンロードページおよび評価版使用許諾契約の内容をご確認ください。

[製品版ダウンロード]

以下ダウンロードリンクより、製品版パッケージのダウンロード申請が可能です。承認されたお客様は、以下のリンクより製品版をダウンロードすることが可能になります。製品版をダウンロードする際は、添付されるライセンス契約書の内容を必ずご確認ください。なお、[評価版ダウンロード]に掲載されているRZ/G Verified Linux Package V2.1.16rt (RTK0EF0045Z0004AZJ-v2.1.16rt.zip) (ZIP) でも評価にお使いいただけます。

Yocto package for RZ/G1 Verified Linux Package [4.4-CIP] v2.1.16-RT Product Version (ZIP | English, 日本語)