“お役立ちミニ情報(技術)”には、Renesas Synergy™ プラットフォームの開発時に気を付けて頂きたい内容や役立つ情報を記載しています。
*: 一部FAQと内容が重複したものがあります。

  1. AE-CLOUD2に同梱しているセルラーモジュールBG96はファームウェアの更新が必要です。
  2. SSPとe² studio ISDEのバージョンには組み合わせがあります。
  3. SSPとe² studio ISDEのインストールには順番があります。
  4. SSPと IAR Embedded Workbench® for Renesas Synergy™のバージョンには組み合わせがあります。
  5. お使いの環境にGNU Arm Embedded Toolchainのインストールが必要です。
  6. SSPとGUIX Studio™のバージョンには組合せがあります。
  7. μITRONラッパーご紹介
  8. アドオン(機能拡張)ソフトウェアご紹介
  9. RTOS(Thread X®とμITRON)比較資料
  10. RTOS(ThreadX®)タスク切り替え時間
  11. Tickは現状10msecでお使いください。
  12. キット(開発ボード)購入方法
  13. フラッシュプログラマ購入方法
  14. フラッシュプログラマ ルネサス製RFP(Renesas Flash Programmer)入手方法
  15. ISDE(統合ソフトウェア開発環境)は2製品をご用意
  16. Renesas Synergy™について「技術問い合わせ」できるWEB上の場所
  17. Renesas Engineering Community (技術交流サイト) と Technical Bulletin Board (更新技術情報掲示板) のご紹介
  18. かふぇルネ(日本語技術交流サイト)のご紹介

01. AE-CLOUD2に同梱しているセルラーモジュールBG96はファームウェアの更新が必要です。

AE-CLOUD2同梱のセルラーモジュール「BG96」は、ファームウェアが更新されています。

これに対応してSSPv1.5.3以降、初期化と接続方法も改善されており、ATコマンドのシーケンスが変更されています。

このATコマンドのシーケンス変更の為には、セルラーモジュール「BG96」のファームウェア更新が必要です。

このファームウェア更新の手順は、 SSPユーザーズマニュアルにあるUpdating the Quectel BG96 firmwareに記載されていますので、そちらを参照してファームウェアの更新をおこなってください。

またセルラーモジュール「BG96」のファームウェアの更新を行った場合は最新のSSP(SSP v1.5.3以降)をお使いください。

ユーザーズマニュアル、ナレッジベースにてご案内しております様に、BG96のファームウェアはhttps://support.quectel.comにユーザ登録頂き、必要な情報を要求することで入手可能になります。(ユーザ登録のみでは情報閲覧はできませんのでご注意ください)

また上記ユーザ登録時に企業名に“Renesas Electronics America Inc“を設定頂くことで、BG96関連情報を閲覧することも可能です。

02. SSPとe² studio ISDEのバージョンには組み合わせがあります。

SSPとe2 studio ISDEのバージョンには決まった組み合わせがあります。決まった組み合わせ以外では、正しくビルドすることが出来ません。

必ず以下の組み合わせでお使いください。SSP V1.3.x以前の情報と詳細は各SSP対応のRelease Noteをご覧ください。

  • SSP v1.4.x + e2 studio v6.2.0
  • SSP v1.5.x + e2 studio v6.2.1
  • SSP v1.6.x + e2 studio v7.3.0
  • SSP v1.7.x + e2 studio v7.5.1

03. SSPとe² studio ISDEのインストールには順番があります。

SSPインストールの前に、e2 studio ISDEのインストールが必要です。ご注意ください。

また、SSPとe2 studioが同梱された統合インストーラが用意されています。

04. SSPと IAR Embedded Workbench® for Renesas Synergy™のバージョンには組み合わせがあります。

SSPとIAR Embedded Workbench® for Renesas Synergy™およびSSCのバージョンには決まった組み合わせがあります。

決まった組み合わせ以外では、正しくビルドすることが出来ません。詳細は各SSP対応のRelease Noteをご覧ください。

  • SSP v1.6.x + IAR Embedded Workbench® for Renesas Synergy™ 8.23.3 + SSC v7.3.1
  • SSP v1.7.x + IAR Embedded Workbench® for Renesas Synergy™ 8.23.3 + SSC v7.5.1

05. お使いの環境にGNU Arm Embedded Toolchainのインストールが必要です。

  • e² studio ISDEで新規にprojectを作成する際、操作途中で画面が止まる場合があります。これはインストール時にインターネットに接続されていなかったために、お使いの環境にGNU Arm Embedded Toolchainがインストールされていないことが原因です。
  • その際はお手数ですが、右のURLから「gcc-arm-none-eabi-4_9-2015q3-20150921-win32.exe」をダウンロードしてインストールしてください。
  • 上記で改善しない場合は、e² studio ISDEの再インストールを行ってください。その際、GNU Arm Embedded Toolchainをインストールするか確認されるので、あわせてインストールするようお願いします。

06. SSPとGUIX Studio™のバージョンには組合せがあります。

SSPとGUIX StudioTM(GUIX向け画面作成ツール)のバージョンには決まった組合せがあります。決まった組合せ以外では、GUIX StudioTMで作画した画面をSynergy上で正しく表示ができません。

必ず以下の組み合わせでお使いください。SSP V1.1.3以前の情報と詳細は各SSP対応のRelease Noteをご覧ください。

  • SSP V1.2.0 + GUIX Studio v5.3.2.2
  • SSP V1.2.1 + GUIX Studio v5.3.3.0
  • SSP V1.3.0 + GUIX Studio v5.3.3.7
  • SSP V1.3.3 + GUIX Studio v5.4.0.0
  • SSP V1.4.0 + GUIX Studio v5.4.0.0

07. μITRONラッパーご紹介

  • Renesas Synergy™ プラットフォームの標準OSはThreadX®ですが、μITRON OSもご利用できるように、ラッパー(株式会社グレープシステム製)がございます。
    μITRONラッパーソフトウェアアドオンで、ソフトウェアと詳細情報の入手が可能です
  • 「ThreadX-μITRON  Wrapper」を利用することでユーザーは「ThreadX®」を意識せず、純粋なμITRON4.0仕様RTOSとして使用できますので、これまで開発してきたμITRONソフトウェア資産や、μITRON対応の各種ミドルウェアと組み合わせて使用することができます。もちろん「ThreadX-μITRON  Wrapper」を併用で「ThreadX®」のサービスコールも使用することもできますので自由度の高いユーザーアプリケーションの構築が可能性となります。
  • 「ThreadX®」は高速且つコンパクトなリアルタイムOSですので、「ThreadX-μITRON  Wrapper」を実装しても速度、メモリサイズへの影響はほとんどありません。

08. アドオン(機能拡張)ソフトウェアご紹介

  • 社外パートナー企業製のアドオン(機能拡張)ソフトウェアも準備しています。
  • 全て、Renesas Synergy™との接続検証済みですので、お客様はすぐに利用することができます。
    → 「Renesas Synergy™ 接続検証済みソフトウェアアドオン(VSA)プログラム」と呼ばれます。
  • VSAソフトウェアコンポーネントは、複数の技術エリアに対応しています。有線および無線ネットワーク、通信プロトコル、拡張セキュリティと機能安全、クラウドサービス、特別制御アルゴリズムなどがあります。
  • ソフトウェアアドオンでダウンロード可能です。

09. RTOS(Thread X®とμITRON)比較資料

Thread X®とμITRONとの機能比較資料をFAQに準備していますので、ご覧下さい。

詳細はこちら

10. RTOS(ThreadX®)タスク切り替え時間

Express Logic社のRTOS(ThreadX®)のタスク切り替え時間は約1μ秒/200MHzです。

11. Tickは現状10msecでお使いください。

  • ThreadX®では、周期タイマによる割り込みによって時間間隔を計測します。各タイマの割り込みは、" Time Tick (タイマチック)"と呼ばれます。
  • Time Tick (タイマチック)は10msでお使いください。

12. キット(開発ボード)購入方法

Renesas Synergy™ キット/ソリューション(評価・開発ボード)は、マルツエレック株式会社、株式会社チップワンストップから購入可能です。詳細は下記WEBにアクセスして下さい。

13. フラッシュプログラマ購入方法

Renesas Synergy™対応のフラッシュ書き込みツールは、各パートナー及びルネサスから購入可能です。

Renesas Synergy™フラッシュプログラマ関連情報

14. フラッシュプログラマ ルネサス製RFP(Renesas Flash Programmer)入手方法

  • ルネサス製 Renesas Flash Programmer(RFP:Programming GUI)でも、フラッシュプログラムが可能です。
  • 詳細は下記リンクをご参照ください。
    詳細はこちら

15. ISDE(統合ソフトウェア開発環境)は2製品をご用意

Renesas Synergy™対応ISDE(統合ソフトウェア開発環境)には、以下の2つがあります。

  • ①IAR社提供のIAR Embedded Workbench® for Renesas Synergy™
  • ②ルネサス提供のe2 studio ISDE

IAR Embedded Workbench® for Renesas Synergy™は、紹介ページを参照し、IAR社のHPより入手してください。

SSP、 e2 studio ISDEおよびSSCはルネサスHPよりダウンロードできます。

16. Renesas Synergy™について「技術問い合わせ」できるWEB上の場所

Renesas Synergy™ プラットフォームに関する技術お問い合わせは、日本ではメールでお受けしております。

ご質問を出すことができるWEB上の場所は下記です。
 

日本語一般サイト

各ページ下部の黒色の帯内の「お問い合わせ」をクリックし、その後に日本国内お問い合わせページ下部の 「Renesas Synergy™プラットフォームの技術に関するお問合せはこちら」をクリックしてください。 初回はMy Renesasへの登録が必要です。

17. Renesas Engineering Community (技術交流サイト) と Technical Bulletin Board (更新技術情報掲示板) のご紹介

「Renesas Engineering Community」と呼ばれるルネサス製品の技術交流サイトがあり、Renesas Synergy™ プラットフォーム専用板も準備されています。

さらに、更新された技術情報を掲示するTechnical Bulletin Board (英語) もありますので、こちらもご参照ください。

Renesas Engineering Community (英語) はこちら

Technical Bulletin Board (英語)はこちら

18. かふぇルネ(日本語技術交流サイト)のご紹介

ルネサス日本サイトに「かふぇルネ」と呼ばれる、ルネサス製品の技術交流サイトがあり、Renesas Synergy™ プラットフォーム専用板もございます。

活発な情報交換が行われており、お各様の問題解決に繋がることもございます。ぜひご覧ください。

ご利用にはMy Renesasへのアカウント登録が必要です。

かふぇルネはこちら