費用 33,000円(税込) 対象製品 マイコン周辺全般
設計のプロが教える実用電子回路入門。ヘッドホンアンプを例に設計の基礎と押さえておきたいポイントが習得できます。
開催日時/会場
- 2020年 01月23日(木)~ 01月24日(金) 9:30~17:00
- 豊洲会場(豊洲フォレシア) 終了しました
お申し込み受付の締切は、セミナー開催の前営業日17:00となります。
講師
元 赤井電機株式会社、三洋電機株式会社半導体カンパニーLSI開発部長、事業部長 石川 勉氏
受講をお勧めしたい方
回路設計技術者を目指している方、システム設計やソフトウェアなどの仕事をしているが、ハードウェアやアナログ回路を具体的に理解したいと思っている方、機器設計において要求仕様を満足させる回路方式の決定、部品の選定、回路定数の決め方、測定、評価など一連の設計の基本を身に付けたい方にお勧めします。
受講に必要な前提知識
電子回路入門コース(抵抗、コンデンサ、トランジスタ、オペアンプ、増幅回路など)修了レベル。
※テキストには上記の復習項目が含まれるので、「電子回路入門コース」の受講は必須ではありません。しかし、電子回路初心者で、短時間で上記内容が理解できるか不安な方は、本コースの理解度を高めるために「電子回路入門コース」の事前受講をお勧めします。
上記のコースを受講されている方は、このコースによって、より幅広く、実務に役立つ知識が得られます。未受講の方でも、このコースで大枠の理解を学ぶことによって、他のコースの理解がさらに深まり、幅広い知識の習得を効果的に習得できるようになります。
内容
センサアンプとしても使えるトランジスタ増幅回路を題材にして、設計仕様に基づき実務的な設計プロセスと、測定による評価(利得、周波数特性、ノイズ、ひずみなど)を経て結果の報告ができるまでのプロセスを、実習を通じて学びます。また実際のパターンレイアウトやシステムとしての設計・評価に不可欠の電源回路についても言及します。 さらに、システム設計全般の留意点について解説した後、スマートフォンやAV機器に接続して使用できるヘッドフォンアンプを例に回路設計全体で押さえておきたいポイントについて解説します。
回路設計技術者を目指している方で、
- 機器設計における回路方式の決定、部品の選定、回路定数の決め方、測定、評価など、一連の設計の 基本を身に付けたい。
- 増幅回路基礎コースの知識は身に付けたので、さらに交流増幅のスキルを高めたい。
- 身近なブレッドボードを使い、実際の機器設計における回路設計から評価までを体験したい。
などとお考えの方のご利用をお待ちしています。
電子回路はひと通り理解していると思うが、今ひとつ実感が不足と思っている方に、最初の基礎部分から実務的で異なった視点で解説をし、「そうだったのか!」との再確認ができるヒントを提供します。 これであなたもフルアプリケーションエンジニアの仲間入りです。
カリキュラム
1日目
- 電気の基礎
〇電位、電圧、電位差、電圧と電流、電力 〇電気信号、電気回路 - 電子部品
〇電子部品、能動素子/受動素子 〇抵抗、コンデンサ、コイル、トランス - 半導体素子
〇トランジスタ・FETの種類、規格とスイッチング作用と増幅作用 〇演算増幅器(オペアンプ)、 オペアンプの規格・特性 - 【演習】 電子部品
〇抵抗、コンデンサの合成 - 電子回路の基礎
〇トランジスタ・FETの電流帰還型増幅回路 〇2段直結増幅回路、 出力段の強化、オペアンプを使用した増幅回路など - 増幅回路
〇増幅回路と利得 〇トランジスタ1石の増幅回路、オペアンプを使用した増幅回路 〇性能と評価、利得、周波数特性、ノイズ、歪、ダイナミックレンジ
2日目
- 増幅回路設計の実際(設計編)
〇要求性能と 回路設計、電源回路 〇部品の選定、基板設計(パターンレイアウト) 〇演習用設計仕様例 - 【演習】 増幅回路設計の実際(実験・評価編)
〇回路の組み立て、動作確認 〇性能測定、評価結果のまとめ - 電源回路
〇電源回路の構成、整流回路、定電圧電源と定電流電源 〇電圧安定度と不可変動特性、 リップル除去率と電源雑音 - 参考 : 知っていると便利な回路
〇信号ミュート回路、ダーリントン接続、マイコン周辺回路など - システム設計
〇システム設計とは 〇システム設計例 ヘッドフォンアンプ、パワーアンプ
テキスト立ち読み
テキストの一部が閲覧できます ⇒ 4,400 KB(PDF)
演習環境
- 実験用ブレッドボード
- オシレータ
- オシロスコープ
お申し込みを希望の方は、下記の日程を選択して申し込みボタンを押してください。
2020年 01月23日(木)~ 01月24日(金)
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