CS+は、「簡単」「快適」「安心」を追求した統合開発環境です。
ルネサスマイコンのソフトウェア開発に必要な基本ソフトウェアツールが1回のインストールですぐ使用できる状態になります。オンチップデバッギングエミュレータE2やE2 Liteなどのハードウェアツール(別売)と組み合わせることでより高度なデバッグにも対応可能です。さらに、豊富な拡張機能やユーザサポート機能により、安心してご利用いただけます。
CS+はコンパイラパッケージに含まれます。エミュレータ製品は、CS+と組み合わせることにより全てのデバッガ機能が使えます。
製品名 | 対応コンパイラ | ダウンロード | |
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統合開発環境CS+(Note1) | CS+ for CC V8.11.00 | CC-RL/CC-RX/CC-RH | 統合開発環境 CS+ for CC V8.11.00 |
CS+ for CA,CX V4.08.00 | CA78K/CA78K0R/CA850/CX | 統合開発環境 CS+ for CA,CX V4.08.00 |
Note
統合開発環境 CS+ ユーザ向け情報
コンポーネント単体更新情報、製品版への切り替え、コンパイラのバージョンアップに関する情報などに関しては統合開発環境 CS+ ユーザ向け情報 をご参照ください。
内容 |
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統合開発環境CS+の便利な機能 |
統合開発環境e² studioと統合開発環境CS+の違い |
使用するコンパイラのバージョンを変更する方法 |
統合開発環境CS+ for CCをインストールする方法をRL78ファミリを例にして紹介します。
関連情報:
Python コンソールで実行可能なスクリプトのサンプルをルネサスWeb サイトから取得し、簡単にプロジェクトに登録して使用することができます(CS+ for CCのみ)。一からスクリプトを作る必要はありません。
マウスカーソルを移動させるだけで、 SFR(Special Function Register)/IOR(I/O Register)の説明、コード生成機能で生成するAPI関数の説明を参照することが可能です。(CS+ for CCのみ)(RL78、RXのみ)
対象となるパネルは次のパネルです。
スマート・マニュアル パネル上で、任意のレジスタの説明やハードウェア・マニュアルを表示することも可能です。
Webブラウザーを使用することなく、アクティブ・プロジェクトの使用デバイスに関する最新情報の表示、およびアプリケーション・ノートに付属するサンプル・コードのダウンロードが簡単に可能です(CS+ for CCのみ)。
プログラムの最適化に関するビルドオプションを⾃動的に適⽤し、コードサイズと実行速度がどれくらい向上するのかを比較、設定できます。(CS+ for CCのみ)
スマート・コンフィグレータは、ドライバの周辺機能設定やミドルウェアの組み込み、端子配置機能を持ったGUIベースのツールです。ルネサスマイコンに最適なソースコードの出力、FITモジュールの組み合わせが可能です。(RXのみ)
V6.00.00でRXファミリのスマート・コンフィグレータとの連携が可能になりました。
RS-CAN のチャネル間通信機能を利用することにより、通信相手の周辺機器がなくてもCAN通信のデバッグができるため、早期にネットワークのデバッグができます。任意のCANチャネル、任意のフレームの受信時のデバッグを行えます。(RS-CANで2チャネル以上必要)(RH850のみ)
オンライン上のCS+ヘルプの内容を参照できます(CS+ for CCのみ)。
高価なCANアナライザを使わずに、 E2エミュレータを使用することで、CAN通信応答時間を測定でき、問題の早期発見に貢献します。(RH850のみ)
電流計を使わずに、E2エミュレータを使用するだけで、システム電流を測定でき、消費電流のチューニングの作業期間短縮に貢献します。(CS+ for CCのみ)(RL78、RX100、RX200のみ)
これらの機能にはQE for Current Consumptionを使用します。
故障注入することで、システム上で発生させることが困難な状態を作り出すことができ、効果的な異常検出時のデバッグを行え安心です。(RH850のECM搭載マイコンのみ)
特定の区間(例: 割り込み許可区間)に、変数を変更していないかを簡単に検出できます。排他制御が正しく動作しているか確認でき安心です。
Note
プログラムのソース一覧、ビルド・オプション設定、関数と変数の各種情報、カバレッジ率など、品質に関わる情報を一括で出力できます(CS+ for CCのみ)。CS+が提供する様々なレポート機能を使う事で、作成したプログラムの安全性を確認できます。
メインコアデバッグ機能を使用すれば、ICU-M上のユーザプログラムを動作させたまま、ICU-M上のユーザプログラムを意識することなく、CPUコア上で動作するユーザプログラムを対象にデバッグを行え、安心です。(RH850/F1KHグループ、F1KMグループのみ)
マイコン周辺機能(タイマ、UART、A/Dなど)を制御するプログラム(デバイスドライバプログラム)をGUI設定により自動的に生成します。
コード生成のAPIはどの製品でも共通の仕様。だから、一度コード生成機能を使用してプログラムを開発すると、異なるマイコンへ変わった時はデバイスドライバ部分を入れ替えるだけ。そのため、開発工数を大幅に削減。開発者は新しい周辺機能を使うのに集中できます。
生成するプログラムはC言語。初めてマイコンを使う人でも、なぜこの設定なのか、どんな処理をしているのかが一目でわかります。
Note
従来の開発環境ではソースファイルをすべて編集したあと、まとめてビルドを実行する必要があり、ビルド時間がかかる原因になっていました。CS+では、ソースファイルを変更・保存するたびにバックグラウンドで自動的にビルドを実行する「ラピッドビルド機能」を用意し、ビルド時間の大幅短縮を実現しました。
さらに、アドレスのプログラムが実行された際に変数の値を表示する「アクションイベント」機能も搭載。
この機能を使えば右クリックだけで容易に変数表示機能が指定できるため、ビルド操作に時間を費やすことなく快適にデバッグできます。
プログラム実行中の変数値をオシロスコープのようにグラフ表示することができるため、センサアプリケーション等に必要となるアナログ変化を把握しながらプログラム開発を行うことができます。
また、関数の実行時間の割合や、コールグラフによって、負荷の高い処理を探すことができるため、システム全体の性能改善を効率よく進めることができます。
他にも、関数や変数のソート表示、CSV出力、定義/宣言箇所の全検索のような解析機能によって、比較的規模が大きく複雑なプログラム構造であっても、管理やメンテナンスを簡単化することができます。
CS+では、以下のエミュレータ製品(別売)を使用したデバッグが可能です。
CS+上で電池管理に必要な各種パラメータを変更可能なプラグインを提供しています。
QE for Battery Management (電池残量管理)
CS+上でリアルタイムOSアプリケーションのタスクレベルデバッグをサポートするデバッガ拡張オプション製品(無償ダウンロード)を提供しています。
CS+とMATLAB®/Simulink®を連携させるツールをご用意しております。
Embedded Target for Renesas CS+ (Processor in the Loop Simulation System) [評価版]
RH850の実機に近い精度で時間計測が可能なサイクル精度シミュレータを、CS+のオプション製品として提供しています。
はじめてでも簡単統合開発環境CubeSuite+(RL78/G13 Stick スターターキット)
対応マイコン | 製品名 |
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RL78 | RL78ファミリ用Cコンパイラパッケージ |
RL78、78Kファミリ用Cコンパイラパッケージ | |
RX | RXファミリ用C/C++コンパイラパッケージ |
RH850 | RH850ファミリ用Cコンパイラパッケージ |
V850 | V850ファミリ用Cコンパイラパッケージ |
78K0R、78K0 | RL78、78Kファミリ用Cコンパイラパッケージ |