概要
説明
HIP4086とHIP4086A(以下、HIP4086/A)は3相NチャンネルMOSFETドライバです。両製品とも、特にPWMモータ制御をターゲットにしています。これらのドライバはあらゆるスイッチの組み合わせを駆動するための柔軟な入力プロトコルを備えています。また、スイッチドリラクタンスアプリケーション用のシュートスルー保護を無効にすることも可能です。HIP4086/Aは、プログラム可能なデッドタイムの範囲が広く(0.5μs~4.5μs)、モータ駆動に通常使用される低周波数(最大100kHz)に非常に適しています。HIP4086とHIP4086Aの唯一の違いは、HIP4086Aは内蔵のチャージポンプが無効化されていることです。これは、非常に静かなEMI性能を必要とするアプリケーションで有効です(チャージポンプは10MHzで動作します)。対して、HIP4086の利点は内蔵チャージポンプにより、ハイサイドドライバをオンにする時間を無制限に長くできることです。電源投入前にハイサイドドライバのブート・キャパシタが完全に充電されていることを確認するために、VDDが最初に印加された時にプログラム可能なブートストラップ・リフレッシュ・パルスがアクティブになります。このリフレッシュパルスがアクティブになると、3つのローサイドブリッジFETをすべてオンにする一方、3つのハイサイドブリッジFETをオフにして、ハイサイドブートコンデンサを充電します。リフレッシュパルスがクリアされた後、通常の動作が開始されます。HIP4086/Aのもう1つの便利な機能は、不足電圧設定値がプログラム可能であることです。設定値の範囲は6.6Vから8.5Vです。
特長
- 3相ブリッジ構成で6個のNチャンネルMOSFETを独立駆動
- 最大ブートストラップ電圧:DC95V、バイアス電圧:7V〜15V
- 1.25A(ピーク)のターンオフ電流
- ユーザーによるデッドタイムの設定が可能(0.5μs~4.5μs)
- ブートストラップとオプションのチャージポンプにより、ハイサイド・ドライバ・バイアス電圧を維持
- ブートストラップ・リフレッシュ時間をプログラム可能
- 立ち上がり時間20ns、立ち下がり時間10nsで1000pFの負荷を駆動
- 不足電圧設定値をプログラム可能
製品比較
アプリケーション
設計・開発
ソフトウェア/ツール
ボード&キット
3-Phase MOSFET Driver for BLDC Motors Demonstration Board
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Motor Control Evaluation System for RA Family - RA6T1 Group
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