RH850 マルチコア・モデルベース開発環境 [Embedded Target for RH850 Multicore]

概要

Embedded Target for RH850 Multicore は、自動運転時代の複雑な走行制御を容易に実現するRH850マルチコア・モデルベース環境です。PILS(Processor In the Loop Simulation)環境自動構築ツールのマルチコア対応に加え、イーソル株式会社のモデルベース並列化ツールとの連携を実現します。

また、MathWorks® Simulink® モデルからの実装フェーズでRH850マルチコア向け並列コードを自動生成し、機能検証、性能検証を実現する開発フローによって「エコカー/燃費改善」、「安全性向上」のための先進的な自動走行制御システムの実現に貢献します。

エンジンやボディ制御で一般的な、複数の制御周期(マルチレート)を持つシステム開発に対応した製品も開発中です。

トピックス

MathWorks Automotive Conference 2018

2018年7月3日(火)開催の「MathWorks Automotive Conference 2018」にて、マルチレート制御対応版を参考展示させていただきました。多数のご来場ありがとうございました。

リリース情報

マルチコア・モデルベース環境Embedded Target for RH850 Multicore

最新Ver.: V4.03.00

リリース: 2018/04/01

シングルコア・モデルベース環境Embedded Target for RH850

(ブロック性能解析に対応したシングルコア向け)

最新Ver.: V4.03.00

リリース: 2018/04/01

バージョンアップ内容(ツールニュース参照)

動作環境

ライセンス形態

有効期間を1年としたannualライセンスです。その他製品の購入全般は特約店にお問合せください。

機能

  • Simulinkモデルからアルゴリズム検証のためのコードを生成
  • PILS (Processor In the Loop Simulation) 環境を自動構築

特長

Simulinkモデルのサブシステム単位にコア別実行状況をグラフ表示
CS+ のデバッガ機能で、シミュレーション時のサブシステム単位の実行時間を取得
コア別実行状況をサブシステム単位でグラフ表示
⇒ シミュレーション期間中の最悪実行時間となる制御周期の、処理余裕度を確認できる
複雑な先進制御システムに最適なコア割当てを自動探索し、並列化
イーソル社ツールとの連携により、制御システムに最適なコア割当てを自動探索
⇒ MATLAB/Simulinkモデル上で直接、マルチコアの処理能力を効率よく利用するソフトウェア構成を比較検討できる
並列ソースコードを自動生成し、モデリング段階でマルチコア性能を可視化
制御モデルからマルチコアコードとPILS環境を数十秒で自動生成 (Note)
⇒ ソフト実装前の並列性能見積りミスによる手戻りを防止して、マルチコア制御ソフトの開発時間を短縮できる
一部のマイコン向けには実機に近い精度の時間計測が可能なサイクル精度シミュレータを、CS+のオプションとして用意
RH850サイクル精度シミュレータ >>

Note

数千ブロック規模のSimulinkモデルの場合。名古屋大学でのモデルベース並列化研究時の結果。

動作フロー

  1. 1. ブロック性能解析: シングルコアでのPILSにより、CS+デバッガのソフトトレース機能等を使い、Simulinkモデルのサブシステム単位の実行時間を計測(本機能はEmbedded Target for RH850でもサポートします)
  2. 2. コア割当ての探索: イーソル社のモデルベース並列化ツール「eMBP」(Model Based Parallelizer)のオプション製品「eMBP Adaptor for Renesas PILS」と連携し、1. にて取得した実行時間をもとに、最適なコア割当てを自動探索し、並列化
  3. 3. コード生成: モデルベース並列化ツールのコア割当プランや、ユーザが指示する割当プランに従い、コア間同期処理などをモデル上に自動配置し、MathWorks社Embedded CoderでRH850用並列ソースコードを生成
  4. 4. 実行時間の再計測: CS+ デバッガ機能で、コア割当て済みのサブシステム単位の実行時間を取得し、コア別の実行状況をグラフ表示

ターゲットデバイス

Embedded Target for RH850 Multicoreは下記のマイコンに対応します。

その他のマイコンの対応予定については特約店にお問い合わせください。

シリーズ 対象マイコン サイクル精度シミュレータ
RH850/C1x RH850/C1H 販売中
RH850/E1x RH850/E1M-S (Note1)RH850/E1M-S2 (Note1) お問合せください
RH850/F1x RH850/F1L、RH850/F1K、RH850/F1KM、RH850/F1H 計画中
RH850/P1x-C RH850/P1H-C 販売中

Note

  1. 1. メインCPUのみ使用

動画

Embedded Target for RH850 Multicoreを動画で紹介しています。(Renesas DevCon Japan 2017 展示内容)

関連情報

Embedded Target for RH850 Multicoreは、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構の「戦略的省エネルギー技術革新プログラム」の支援を受けてルネサスが研究開発した成果をもとに、名古屋大学並行分散システム研究室と共同研究を重ね実用化したものです。

会社名、製品名は各社の登録商標、またはトレードマークです。

開発ツール サポート情報

タイトル 概要
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