1. HW-RTOSの基本仕様
HW-RTOSの基本仕様は、R-IN32シリーズ、RZ-T1、RZ-N1シリーズとも、以下の通りです。
項目 | 仕様 |
---|---|
タスク数 | 64 |
ISR数 | 1 |
割り込み | 1 |
HW ISRのための割り込み数 | 32 |
優先度 | 15 |
Tick周期 | 10 [us] ~ 100 [ms] まで1 [us] 間隔で指定可能 |
セマフォID数 | 128 |
イベントフラグID数 | 64 |
メールボックスID数 | 64 |
2. システムコール一覧
カテゴリ | システムコール | 備考 |
---|---|---|
タスクの起動・終了 | 自タスクの終了, 他タスクの終了, タスクの起動 | |
イベントフラグ | イベントフラグ待ち, イベントフラグセット, イベントフラグクリア | タイムアウト、ポーリングオプション |
セマフォ | セマフォ資源の獲得, セマフォ資源の解放 | タイムアウト、ポーリングオプション |
メールボックス | メールボックスからの受信, メールボックスへの送信 | タイムアウト、ポーリングオプション |
起床 | 起床待ち, タスクの起床 | タイムアウト |
優先度 | タスク優先度の変更, タスク優先順位の回転 | |
その他 | 待ちの強制解除, CPUロック状態への移行, CPUロック状態の解除, ディスパッチ禁止, ディスパッチ許可 |
3. HW ISR
HW ISRでは、各割り込み信号に対応して以下のシステムコールをプログラマブルに設定することが可能です。
- イベントフラグのセット
- セマフォ資源の解放
- 起床
- 待ち状態の強制解除