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モジュール構成
概要
Description
オープンソースFATファイルシステム M3S-TFAT-Tiny（以下TFAT）は、省メモリタイプのFATファイルシステムソフトウェアです。単機能だった生活機器やコンパクトな産業機器などに、できるだけコストを拡大せずに、より便利な機能を搭載したいというニーズにお応えし、応用がきく最低限の機能を低コストで提供します。
TFATを使うと、対応マイコンを搭載したあらゆる機器で、計測データや履歴データなどの蓄積、メモリカード経由での内蔵プログラム書き換えなどが実現できます。FATファイルシステムであるため、PCとのデータのやりとりが可能で、PC側のアプリケーションによるデータの分析や管理も簡単にできます。
製品構成
- ファイルシステムソフトウェア（バイナリ形式のライブラリ）
- ルネサス製統合開発環境に対応したサンプルプログラム
- ライブラリ関数の説明書他ドキュメント一式
特長
- 組み込みシステム向けのコンパクト設計。マイコンの内蔵メモリで実現可能（ROM 約12.7KB RAM 4byte スタックサイズ約 200 byte）
- OS不要
- Renesas Starter Kit付属のCPUボードでマルチメディアカードへのファイル読み書きを行うサンプルソフトウェア同梱
- SDカードやUSBメモリへのファイル読み書きも可能
- [詳細]
リリース情報
リリース情報
| 対応MCU | ソフトウェア名 | バージョン/リリース日 | 提供方法 |
|---|---|---|---|
| RL78 | M3S-TFAT-Tiny for the RL78 Family | 最新Ver:V.2.01 Release00 リリース:2015/03/11 |
FATファイルシステム本体： |
| サンプルプログラム：RL78/G14 CPUボードを用いた音声再生/録音デモ Rev.1.02 - Sample Code (ZIP | English, 日本語) |
バージョンアップ内容（ツールニュース参照）
動作環境
入手方法
関連アプリケーションノート
ターゲットデバイス
Synergy Download
設計・開発
サンプルコード
サンプルコード
| タイトル | Type | Date | |
|---|---|---|---|
ZIP745 KB Application: Consumer Electronics, Industrial Compiler: CC-RL, LLVM for Renesas RL78 IDE: CS+ for CC, e2 studio |
サンプルコード |
||
[Toolchains=CC-RL|V1.10.00;LLVM for Renesas RL78|10.0.0.202207;IAR Compiler for RL78|v.4.20.1.2260]
ZIP2.12 MB Application: Consumer Electronics, Industrial Compiler: CC-RL, LLVM for Renesas RL78, ICCRL78 Function: Driver or Library IDE: CS+ for CC, e2 studio, IAR EWRL78 |
サンプルコード |
||
[Toolchains=CC-RL|V1.10.00;LLVM for Renesas RL78|10.0.0.202207;IAR Compiler for RL78|v.4.20.1.2260]
ZIP1.19 MB Application: Consumer Electronics, Industrial Compiler: CC-RL, LLVM for Renesas RL78, ICCRL78 Function: Driver or Library IDE: CS+ for CC, e2 studio, IAR EWRL78 |
サンプルコード |
||
関連ファイル：
Compiler: CC-RL, CA78K0R, ICCRL78 IDE: CS+ for CA,CX, CS+ for CC, IAR EWRL78 |
サンプルコード |
詳細情報
機能
| 関数名 | 機能概要 |
|---|---|
| f_mount | ボリュームのマウント |
| f_open | ファイルのオープン |
| f_close | ファイルのクローズ |
| f_read | ファイルからのデータ読み出し |
| f_write | ファイルへのデータ書き込み |
| f_lseek | ファイルポインタの移動 |
| f_truncate | ファイルの切り出し |
| f_sync | キャッシュデータのフラッシュ |
| f_opendir | ディレクトリのオープン |
| f_readdir | ディレクトリの読み出し |
| f_getfree | 空き領域情報の取得 |
| f_stat | ファイル情報の取得 |
| f_mkdir | ディレクトリの作成 |
| f_unlink | ファイル/ディレクトリの削除 |
| f_chmod | ファイル/ディレクトリの属性の変更 |
| f_utime | ファイル/ディレクトリの時刻情報の変更 |
| f_rename | ファイル/ディレクトリの名前変更、移動 |
| disk_initialize | ドライブの初期化* |
| disk_read | ドライブからのデータ読み出し* |
| disk_write | ドライブへのデータ書き込み* |
| disk_ioctl | ドライブのI/O制御* |
| disk_status | ドライブ状態の取得* |
| get_fattime | 日付、時刻の取得 |
*お使いいただくハードウェアに合わせてお客様側で作成いただく必要があります。本ライブラリは特定のハードウェアを前提としていないため、これらの関数（ドライバ）を含んでおりません。
動作環境
| 対応MCU | RL78ファミリ |
|---|---|
| 統合開発環境 | CS+ for CC V3.01.00 CS+ for CA,CX V3.01.00 IAR Systems社製 IAR Embedded Workbench for RL78（V.2.10.1） |
| 対応コンパイラ | RL78コンパイラ CA78K0R V1.70以降 RL78コンパイラ CC-RL V1.01以降 IAR Embedded Workbench for Renesas RL78 V.2.10.1以降 |
| 占有ROMサイズ | 約12.7Kバイト |
| 占有RAMサイズ | 約0.2Kバイト ※スタック領域を含む |
用途
- 各種機器でのデータ保存やデータロギング
- 産業機器で回転数、温度等のデータを保存
- 遠隔機器の故障診断のために操作や設定変更の履歴を保存
- 健康機器等の個人が使用する機器での個人情報の保存
- 健康機器での心拍数や血圧データの保存
- トレーニング機器での運動量データの保存
- 各種機器のプログラムやデータ更新
- メモリカードに入れたプログラムやデータを使った、機器の設置場所でフラッシュを書き換え
- 保存データのPCでの直接利用／変更／管理
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