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Renesasの非同期FIFO製品は、データの伝送が終了する前にそのデータに対する処理を継続することが可能なメモリ形式を採用しています。フルフラグ/エンプティフラグを使用してデータのオーバーフローやアンダーフローを防ぐほか、回路を拡張することによってワードのサイズと深さを無制限に拡張できます。パラレル型の非同期FIFOを選択すれば、さまざまなワードサイズに対応できます。一方、シリアル型の非同期FIFOを使用すれば、通信におけるデータ転送を簡素化することが可能になります。
非同期FIFOはデータバッファの一種で、入力された順にバイト単位のデータを出力します。コンピュータシステムにおいて、OSのアルゴリズムは、各プロセスに対するCPUの占有時間を、データを受信した順に応じてスケジューリングします。非同期FIFOは、データをキューに格納し、シーケンシャルに出力します。
Renesasの非同期FIFOは、多くの場合、CPUやその他のコンピュータハードウェアの同期の確立に使用されます。FIFOは一般的にリードポインタとライトポインタを備える循環キューとして実装されます。同期FIFOはリード/ライトにクロックを使用しますが、非同期FIFOは通常、非同期信号によって制御します。
非同期FIFOを選定する際に考慮すべき主要なパラメータには、以下に挙げるようなものがあります。