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Daryl Khoo
Vice President

昨年、ルネサス32ビットRX MCUファミリの10周年を記念した一連のキャンペーンを開始しました。この場をお借りして、各キャンペーンを成功させるために、尽力してくれたチームメイトに、心からの感謝の意を申し上げます。

RXは、日立、三菱、NEC三社の合併により、各社が保有していた素晴らしいマイコンのDNAの結晶を継承した、最高のマイクロコントローラとして誕生しました。
SuperH、M16/32C、V850が主力製品であった当時、ルネサス中国の一員として、RXを中国市場の顧客へどのように紹介するかというチャレンジは、私にとって本当にエキサイティングな体験でした。そして今日、RXはほとんどの主要大手のインバータ家電製品に用いられるようになりました。 RXは独自の価値を創出しており、世界中でRXのお客様やファンが着実に増え続けています。

現在、私と私のチームは、RA ファミリ(arm Cortex-MベースのMCU)の製品化及びその拡充に取り組んでいます。そして、最近はRISC-Vコアを搭載した製品にも取り組んでいます。一方で、RXは依然として、主要MCUベンダーとしてのルネサスの価値を支える礎石の一つであり、また、第3世代のCPUコアであるRXv3コアを含む最も広範囲な製品群でルネサスの32ビットMCUのポートフォリオを担っています。10周年キャンペーン(ワイヤレス&コネクティビティ、モーター制御/FuSa、HMI、セキュリティ)では、RXがお客様に提供し続ける強みと価値にスポットライトを当てました。

RXは現在まだ10年です。今後、2030年、2040年にRXがどのような位置にいるかを考えたとき、 私には輝かしい未来が見えます。その理由をお話ししましょう。まず、「RX」とは、ルネサスの大いなる情熱の表現である「Renesas Xtreme」の略で、ルネサスのメンバーはお客様に差異化されたよりよいソリューションを提供できるよう全力で支援しています。第二に、arm CPUは市場で強みを発揮しているものの、お客様がRXを支持する流れは強くなる一方です。第三に、RXのロードマップはさらなる拡大を続けており、私と私のチームは現在、先端プロセス技術を活用した低電力な新製品の開発に着手しました。セキュリティやIoTコネクティビティ、セーフティのさらなる強化、それに加え近い将来AIへの対応にも挑戦していきます。また、RXはシングルコアのみにとどまらず、パフォーマンスに対する要求の加速に応えて、将来、マルチコア市場への需要も高まると予想しています。

現在、RXは多くのお客様の最終製品における主力MCUであり、高いパフォーマンスを必要とするアプリケーションにも楽々と対応できています。 将来的には、超スマートRX MCU が確実にセキュアなクラウドへの接続を自動的に確保し、高い信頼性を提供する機能安全を備えたセンシングによる、人が操作する機械と機械との通信ネットワークを可能にし、組み込みAIを最大限に活用することでしょう。RXの出荷数はまもなく10億個を超えるでしょう。ルネサスは次世代のRXデバイスとそのソリューションを市場に投入していきます。どうぞお楽しみに。

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