光MOS FETの品名体系と種類

光MOS FETの品名体系

図: 光MOS FETの品名体系

Figure  Numbering System

光MOS FETの出力形態

光MOS FETの機能はリレーそのものであるため、接点の開閉機能も従来のメカニカルリレーになぞらえて説明すると理解しやすくなります。メカニカルリレーの開閉 機能にもいくつかの種類があるように、光MOS FETにも接点の開閉のしかたにいくつかのバリエーションがあります。以下のa接点、b接点、c接点という呼び方はメカニカルリレーでの呼び方を継承して ます。

a接点タイプ:ノーマリ・オープン (N.O.)

入力信号なし時、出力オープン状態維持

Form a: Normally-Open (N.O.)

a接点タイプは1次側の発光ダイオードに電流を流した場合に2次側が閉じて電流を流れ、逆に1次側に電流を流さない場合(ノーマリ)に2次側が開く (オープン)タイプです。このため「ノーマリ・オープン」と呼ばれます。オープンの状態はスイッチとしてはオフの状態であるので、「ノーマリ・オフ」と呼 ばれる場合もあります。光MOS FETのうち、品名がPS7×××-1Aまたは-2Aとなっているものがa接点タイプに相当します。

b接点タイプ:ノーマリ・クローズ (N.C.)

入力信号なし時、出力ショートカット状態維持

Form b: Normally-Close (N.C.)

b接点タイプはa接点タイプとは逆の動作となります。すなわち、1次側の発光ダイオードに電流を流した場合に2次側が開き、逆に1次側に電流を流さ ない場合(ノーマリ)に2次側が閉じて(クローズ)電流が流れるタイプです。このため「ノーマリ・クローズ」と呼ばれます。クローズの状態はスイッチとし てはスイッチとしてはオンの状態であるので、「ノーマリ・オン」とも呼ばれます。

光MOS FETのうち、品名がPS7×××-1Bまたは-2Bとなっているものがb接点タイプに相当します。

c接点タイプ: (N.C.+N.O.)

a接点とb接点をワンパッケージに収納

Form c: (N.C.)+(N.O.)

c接点タイプはa接点タイプとb接点タイプを対にしたものです。メカニカルリレーの場合には回路の切り替え機能となりますが、光MOS FETの場合にはa接点タイプとb接点タイプの2つの光MOS FETを1つのパッケージに組み込んだものになります。光MOS FETの場合は1次側も2次側も2つになりますが、1次側の発光ダイオードを外部で直列に接続し、2次側の2つのMOS FETを直列接続して中間を共通端子として引き出せばメカニカルリレーのc接点タイプと類似の機能となります。このタイプは単なる開閉ではなく回路切り替 えが主機能であるため、「トランスファ・タイプ」とも呼ばれます。

光MOS FETのc接点タイプはメカニカルリレーのc接点タイプとは若干動作が異なっているので注意を要します。メカニカルリレーは通常入力が1つであり、切り替 えのさいにa/b両接点が同時に導通することは原理的にありえません。光MOS FETの場合は入力が2つでありa/b両接点は独立に動作するため、厳密にトランスファ型の動作をさせる(a/b両接点が同時に導通しないようにする)た めには2つの入力信号のタイミングを調節することで実現します。

光MOS FETのうち、品名がPS7×××-1Cとなっているものがc接点タイプに相当します。

光MOSFET(PS7××-1C)

OCMOS FET(SSR) (PS7XX-1C)

ミニチュアリレー

Miniature Relay