~AVCCの一員として、車両エッジコンピューティングの標準フレームワークの構築に貢献~
2019年10月30日

 ルネサス エレクトロニクス株式会社(代表取締役社長兼CEO:柴田 英利、以下ルネサス)は、このたび、Autonomous Vehicle Computing Consortium(AVCC)にコアメンバーとして参加したことを発表します。ルネサスは、OEM、Tier1サプライヤおよびその他半導体サプライヤを含む自動車エコシステム全体のリーダに加わり、自動運転車の大規模展開に関する、いくつかの最重要課題の解決に寄与していきます。

 自動車業界はいま、車両のコネクテッド化を推進する動きが活発になっているように、よりインテリジェントで、より環境に優しく、より低価格の車両を開発することが求められています。さらに今後、自動運転車の開発にあたっては、AIが駆使され、さらに複雑で大規模なソフトウェアを動かす必要があります。この時、消費電力や熱、サイズ、セキュリティ、安全性などのさまざまな制約の中で高いコンピューティング性能を達成するために、車両のエッジコンピューティングプラットフォームが重要な役割を果たします。そのため、標準の技術フレームワークを構築し、この大規模な自動車エコシステムによって、共有、再利用し、段階的に改良していくことは大変重要です。

 2019年10月8日、アーム、ボッシュ、コンチネンタル、デンソー、ゼネラルモーターズ、NVIDIA、NXPセミコンダクターズ、トヨタなど、主要な自動車産業と技術関連企業は、安全性の高い低価格な自動運転車の大規模な提供に向けた取り組みを推進することを発表しました。(プレスリリース

 ルネサスのオートモーティブソリューション事業本部、車載システム開発統括部の統括部長、吉田 正康は次のように述べています。「モビリティの未来を実現するには、実際のユースケースに見合った要件を検討、技術を開発し、最終的には自動運転車に実装できるようにしなければなりません。AVCCは、このモビリティの未来を実現する上で極めて重要な役割を果たします。ルネサスの実績あるR-Car SoCとこの新しいフレームワークを組み合わせ、自動運転車の進化をリードする、車両エッジコンピューティングのフレームワークの構築に共に参加できることを非常に楽しみにしています。」

 AVCCの会長で、ゼネラルモーターズのMassimo Osella氏は次のように述べています。「AVCCは、ルネサスをコアメンバーとして歓迎し、自動車半導体サプライヤとして独自の技術と専門知識で貢献してくることを期待します。」

以 上

*本リリース中の製品名やサービス名は全てそれぞれの所有者に属する商標または登録商標です。


ニュースリリースに掲載されている情報(製品価格、仕様等を含む)は、発表日現在の情報です。 その後予告なしに変更されることがございますので、あらかじめご承知ください。

この記事をシェアする