2011年6月28日

 ルネサス エレクトロニクス株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:赤尾 泰、以下:ルネサス)は、本日の取締役会において100%子会社である株式会社ルネサス東日本セミコンダクタ(本社:東京都中央区、取締役社長:村山 幸男、以下:東セミ)の東京デバイス本部(東京都青梅市)を、2012年3月末を目処に閉鎖することを決定いたしました。現在生産している製品については、お客様と相談させていただきながらルネサスの他拠点への生産移管や一部製品については生産中止を行います。また、生産移管する製品については移管に要する期間を考慮し、前倒し生産による作り溜めなども行います。

 東セミ東京デバイス本部は、1963年の株式会社青梅電子工業所として設立以来、トランジスタに始まりアナログICや液晶ドライバ、メモリ製品の組み立て工程を担っており、現在では多段チップ積層技術を駆使した大容量メモリ製品や枚葉式テスト技術を主力とした半導体組み立て事業を展開しています。

 東セミ東京デバイス本部はルネサス向け後工程生産を行うとともに、前述の独自の技術を生かした外販事業の拡大に向け様々な事業施策を行ってまいりました。しかし、アジアを中心とした海外企業の台頭により競争が激化する極めて厳しい経営環境下にあります。

 2010年7月にルネサスが発表した「100日プロジェクト」における後工程に関する方針として、「海外展開と集中生産化を推進し生産効率を改善」を掲げ、海外生産能力の強化や外部委託生産を増やしていく方向としました。この方針の下、ルネサス全体の後工程施策における東セミ東京デバイス本部の方向性などの検討を進めた結果、本日、東セミ東京デバイス本部の閉鎖を決定いたしました。

本閉鎖に伴う社員の処遇に関しては、今後労使で協議していく予定です。

株式会社ルネサス東日本セミコンダクタの概要は別紙をご参照下さい。

以 上


ニュースリリースに掲載されている情報(製品価格、仕様等を含む)は、発表日現在の情報です。 その後予告なしに変更されることがございますので、あらかじめご承知ください。

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