~当社従来品比約45%の小型化を実現~
2010年11月11日

 ルネサス エレクトロニクス株式会社(代表取締役社長:赤尾 泰、以下ルネサス)は、このたび、北米向け液晶デジタルTVに必要な映像、オーディオ等の主要信号処理や高画質化機能を1パッケージ化したSoC(System on Chip)として、小型、省電力のフルHD(注1)対応「R8A66983BG」と、WXGA(注2)対応「R8A66980BG」を製品化しました。2010年12月よりサンプル出荷を開始します。

 新製品は、(1)当社従来品より約45%実装面積を削減した17mm×17mmサイズにより、フルHD対応北米向け液晶デジタルTV用SoCでは業界最小サイズ(注3)を実現し、(2)ピン配置の工夫等により新製品を搭載するシステムのプリント基板が4層から2層に低減可能となるため、システムの小型化、低コスト化に貢献します。さらに、(3)国際的省電力規格であるエネルギースター(Energy Star(注4) 4.0)基準への対応、および更なる低消費電力化を実現しています。

 新製品のサンプル価格は「R8A66983BG」が1,800円/個、「R8A66980BG」が1,500円/個で、量産は2011年2月から開始し、2011年8月以降は2製品合計で月産60万個を計画しています。

 液晶デジタルTVは更なる需要拡大が見込まれており、高画質化と共により一層の低価格化が望まれています。そして、環境保全等のために省電力化への要求も高まってきています。

 当社では既に、フルHDおよびWXGA対応北米液晶デジタルTV用SoCとして、デジタル放送信号の復調から液晶パネルへの信号出力までの主要信号処理や高画質化機能等を1チップ化し、小型化を実現すると共に、高処理性能によりデータの一時格納用である外付けメモリ(DRAM)を2個から1個に低減可能な「R8J66977BG」(フルHD対応)、「R8J66975BG」(WXGA対応)を量産しており、システムのトータルコスト低減を図っています。そして今回、さらなるシステムの小型化、低コスト化および低消費電力化に対応した新製品を市場投入するものです。

 新製品の主な特長は以下のとおりです。

(1)業界最小のフルHD対応北米液晶デジタルTV用SoCを実現

45ナノメートル(nm)プロセスの採用により、当社従来製品の機能を継承しながら外形サイズを23mm×23mmから17mm×17mmへ小型化しています。フルHD対応北米液晶デジタルTV用SoCでは業界最小サイズを実現しており、TVプリント基板の更なる小面積化が可能です。

(2)2層プリント基板化によりシステムの低コスト化に貢献

パッケージのピン位置の最適化等を行なうことにより、新製品を搭載したTVプリント基板を従来の4層から2層で実現可能にしました。これによりシステムの更なる低コスト化が可能です。

(3)さらなる低消費電力化を実現

アナログ回路の工夫・電源制御の最適化により、動作時及び待機時における消費電力のさらなる削減を実現しました。本製品の使用により米国環境保護庁(EPA)が推進する省電力化規格「Energy Star 4.0」基準への準拠、および更なる低消費電力化が可能です。

(4)フルHD対応とWXGA対応品のピン配置互換によりシステム開発効率を向上

フルHD対応「R8A66983BG」とWXGA対応「R8A66980BG」のパッケージのピン配置は完全互換のため、2製品に対応したTVセットの開発プラットフォームが共通化でき、システム開発効率の向上、開発コストの低減が可能です。

ルネサスは、今後も市場の更なるニーズに応える製品を開発し、タイムリーに市場に提供していきます。

新製品の仕様は別紙をご参照下さい。

以 上

(注1) フルHD:水平解像度1920本、走査線1080本の解像度。

(注2) WXGA:水平解像度1366本、走査線768本の解像度。

(注3) 業界最小:2010年11月10日現在。当社調べ。

(注4) Energy Star:米国環境保護庁(EPA)が推進する電気機器の省電力化プログラムであり、TV(ディスプレイ)については、サイズ・解像度に応じて、オン時・スリープ時・オフ(アイドル)時の最大消費電力が規定されている。

*本リリース中の製品名やサービス名は全てそれぞれの所有者に属する商標または登録商標です。


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