12V、24V、36V、48V入力のインフラ/産業機器に対応。 シンプルで設計自由度が高く、優れた熱特性を提供

2014年4月16日

革新的なパワーマネジメントと高精度アナログ・ソリューションのプロバイダとして世界をリードするインターシル(本社:米国カリフォルニア州ミルピタス、NASDAQ:ISIL)は、80V、4A出力の非絶縁型DC/DC降圧電源モジュールISL8216Mを発表しました。ISL8216Mはインターシル初の高耐圧インフラ/産業機器向け電源モジュールで、高い集積度と優れた使いやすさを特長としています。シングル・パッケージに封止され、テレコム、ネットワーク・インフラから工場用試験機器までの広範な用途に対応できる包括的な電源ソリューションで、設計の大幅な簡素化と製品開発期間の短縮を可能にします。

ISL8216Mは入力電圧範囲が10Vから80Vと広く、出力電圧範囲は2.5Vから30Vまで可変で、高耐圧エンベデッド・ボード・コントローラなどの12V、24V、36V、48V入力電圧機器に柔軟に対応できます。また、コストと開発期間を抑えながら、製品の電力効率を最適化することが可能です。

ISL8216Mは包括的な機能の集積により、必要な外付け部品点数をわずか5点に抑えており、電源回路設計の簡素化と、設計/製造リスクの低減を可能にします。放熱特性を強化した15 x 15 x 3.6mmの堅牢なオーバー・モールド高密度アレイ(HDA)パッケージを採用しており、フル負荷動作時にもヒートシンクとファンが不要で、ボードスペースを小さく抑えることができます。過電流保護、過電圧/電圧低下保護機能や、過温度シャットダウン機能など、包括的な保護機能を備えており、電源システムの信頼性をさらに向上します。

インターシルのインフラストラクチャおよびインダストリアル・パワー・プロダクツ担当シニア・バイス・プレジデントのマーク・ダウニングは「インターシルは世界のインフラ機器メーカーのパートナーとして、製品の効率向上を実現する電源モジュール技術を提供しています」と述べ、さらに、「インターシルはインフラ/産業機器向けにDC/DC電源の新製品を相次いで発表していますが、ISL8216MはDC/DC電源製品ラインナップに新たに加わった製品です。ISL8216Mは入力電圧が80Vと高く、インターシルにとって新分野を切り拓くシンプルでコンパクトな高耐圧製品です」と語りました。

  • 広い入力電圧範囲:10V~80V
  • 可変出力電圧範囲:2.5V~30V
  • 出力電流=4A DC(最大)
  • 卓越した出力安定化精度:-40℃~+85℃の周囲温度範囲で±1パーセント
  • プログラム可能なスイッチング周波数:200kHz~600kHz、デフォルト=300kHz
  • 周波数同期、パワーグッド、内部ソフトスタート
  • 包括的な保護機能:過電流保護、過電圧/電圧低下保護、過温度監視

ISL8216M電源モジュールは出荷が開始されており、1,000個一括購入時の単価は15.50米ドルです。ISL8216Mの評価プラットフォームとして「ISL8216MEVAL1Z」を提供しています。入力電圧範囲は10Vから80Vで、出力電圧オプションは5V、12V、20V、24V、30Vです。さらに、出力電圧は2.5Vから30Vの範囲で1個の抵抗による設定が可能です。ISL8216MEVAL1Zは出荷が開始されており、単価は41.33米ドルです。

ISL8216M電源モジュールの詳細:http://www.intersil.com/products/ISL8216m

ISL8216MEVAL1Z評価ボードの詳細:http://www.intersil.com/en/tools/reference-designs/isl8216meval1z.html

 

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