AC/DCアダプタや電源に最適な 新しいネガティブ・キャパシタンス技術を採用した「ISL6730A」
2013年4月11日

高性能アナログ/ミクストシグナル、パワーマネジメントIC の開発と製造で世界をリードするインターシル(本社:米国カリフォルニア州ミルピタス、NASDAQ:ISIL)は、4月10日(米国時間)、全高調波歪み(THD)を最小に抑えながら力率を向上する、新しいアクティブ力率改善(PFC)コントローラを発表しました。

 

新製品のISL6730Aは、特許申請中の革新的なネガティブ・キャパシタンス技術を採用しています。ネガティブ・キャパシタンス技術は、EMIフィルタ・サイズを低減しながら、広い入力電圧範囲(AC 85V~270V)と出力電力範囲(50W~2kW)にわたって、THDと力率の向上と、業界最大クラスの変換効率を実現します。また、ゼロ・クロッシング歪みを最小化するとともに、入力フィルタ・キャパシタンス力率の変位誤差を補償し、トランスのサイズを最大66パーセント低減します。例えば、85Wの電源の場合、EMIフィルタ・インダクタを150uHから56uHに低減できます。外付け部品の小型化により、性能の向上とコストの低減を可能にします。

 

ISL6730Aは力率改善機能により0.9をはるかに超える力率を実現しており、コンピュータ向けENERGY STAR® コンピュータ・プログラム・バージョン 5.0の力率要件を満たしています。さらに、ISL6730Aは内蔵のスキップ・モード機能により、軽負荷時に高い変換効率を実現するほか、クランプ内蔵12.5Vゲート・ドライバにより、外付けパワーMOSFETに1.5Aのピーク電流を提供します。

 

ISL6730Aはサイクル・バイ・サイクル過電流保護、電力制限、過熱保護、入力電圧低下保護、出力過電圧/電圧低下保護などの機能を備えており、システムを完全に保護し、信頼性を向上します。

 

  • ネガティブ・キャパシタンス技術により、部品サイズを低減
  • 広い入力電圧/出力電力範囲にわたって力率とTHDを改善し、優れた変換効率を実現
  • 軽負荷時に高い変換効率を実現
  • クランプ内蔵12.5Vゲート・ドライバにより、外付けパワーMOSFETに1.5Aのピーク電流を提供
     

ISL6730Aは10ピンの小型MSOP パッケージで提供され、1,000個受注時の単価は0.95米ドルからです。

 

詳細については、http://www.intersil.com/jp/products/power-management/isolated-power/pfc-controllers/ISL6730A.html をご覧ください。

 

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