構造改革から成長ステージへ

当社は2013年10月より「変革プラン」として、「構造改革による利益率の改善」と「事業の選択と集中による利益成長の実現」という2つの重点課題に取り組み、着実に実績を積み上げてきました。2016年3月期に変革プランを完遂しましたが、2016年12月期※1はその成果を刈り取るとともに、早急に成長ステージに移行するべく、注力事業に対し、戦略的かつ継続的な集中投資を行ってまいります。

画像:構造改革から成長ステージへ

※1  2016年度より決算期(事業年度の末日)を3月31日から12月31日に変更しました。決算期変更の経過期間となる2016年12月期は、2016年4月1日から12月31日の9ヶ月間となります。

経営資源の戦略的投下

縦軸を製品軸に、横軸を分野軸とした場合、当社は下図のとおり、オーガニック成長(既存の経営資源を活用した成長)とインオーガニック成長(他社との提携や買収を通じた成長)を目指しています。各注力市場でNo.1になるためのアプローチを明確化し、経営資源を戦略的に投下していきます。例えば、アナログ&ミックスドシグナルでは、米半導体メーカーのIntersil社を買収し、製品ラインアップとソリューション提案力を強化する予定です。

画像:経営資源の戦略的投下

ルネサスの目指す財務指標

当社は、中期成長戦略として、目指す財務指標を2016年11月に更新しました。自動車事業や産業・ブロードベース事業における各注力市場に経営資源を集中投下することで、当社半導体売上について、当社対象市場の成長率の2倍以上の成長率にて、2020年以降を目途に伸ばしてまいります。売上増に伴い、売上高総利益率は50%、売上高営業利益率は従来比2倍の20%を目指します。

画像:ルネサスの目指す財務指標

※1  メモリなどを除く当社対象市場の成長率を示しています。

※2  財務会計上の数値(GAAP)から非経常項目やその他の調整項目を控除したもので、当社グループの恒常的な経営成績を表しています。

自動車事業

圧倒的なシェアを持つマイコン・SoCを基点に、成長機会の大きいエコカーと自動運転に投資を集中し、さらなる成長を目指します。

注力市場の一例:世界をリードする次世代車載マイコン

画像: 次世代車載マイコン

産業/ブロードベースド向け事業

スマートホーム、スマートファクトリー、スマートインフラを注力分野とし、スマート社会(Society 5.0)を組み込み人工知能(e-AI※1)などの先端の半導体技術で支え、注力分野での当社ポジションの拡大・強化を目指します。

注力市場の一例:スマートホーム、スマートファクトリー、スマートインフラ

スマートホーム

image: Smart Home
グラフ:スマートホーム
  • 41%の世界シェアを誇る家電用マイコンを基点に「スマート家電」「ヘルスケア」「HEMS※2」をe-AIで有機結合
  • 新興国等のエネルギー関連規制強化に伴う市場の急拡大と同期し、トップシェアを獲得

スマートファクトリー

image: Smart Factory
グラフ:スマートファクトリー
  • 「リアルタイム」と「安全」を世界トップシェアの産業向けプラットフォームR-INとe-AIで加速し、インダストリー4.0に大きく貢献
  • 現在の事業領域におけるポジションをテコに、市場シェアを拡大

スマートインフラ

image: Smart Infrastructure
グラフ:スマートインフラ
  • 情報とエネルギーの安定供給と効率化をインテリジェントに実現
  • 世界の標準化活動に積極参画を通し、需要急増のインドにおける電力メータ向けマイコンシェアNo.1など、トップシェアを拡大

※1  embedded Artificial Intelligence

※2  Home Energy Management System