統合開発環境の移行方法

概要

Porting from the e² studio to CS+

e² studioからCS+ にプロジェクトを移行するには、以下2つの方法があります。

内容 既存プロジェクトの流用 新規プロジェクト作成
ソースファイル登録 自動 手動
オプション設定 自動(一部のみ) 手動
ソースファイルとフォルダ位置 自動 考慮せずに登録
ソースファイルと自動生成ファイルとの競合 プロジェクト生成後に変更の必要あり 手動(登録時に考慮)

既存プロジェクトを変換してCS+の新規プロジェクトを作成

e² studioのCC-RL/CC-RXのプロジェクトは、e² studioのエクスポート機能が出力するプロジェクト・ファイル(*.rcpc)を使用して、CS+プロジェクトに変換することができます。

作成手順 (プロジェクトフォルダ内に拡張子 *.rcpcファイルがあれば手順1~2は省略できます)

  1. e² studioでプロジェクトを選択し、右クリックメニューから[エクスポート]を選択します。
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  1. エクスポート先の選択で[Renesas共通プロジェクト・ファイル]を選択し、プロジェクト・ファイルを出力します。
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  1. 出力したプロジェクト・ファイル(*.rcpc) を、CS+で変換するプロジェクトに指定します。
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  1. [プロジェクトを開く]ダイアログで[e² studio用プロジェクト・ファイル(*.rcpc)]を指定します。
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  1. CS+の[プロジェクト変換設定]ダイアログで変換設定を行うプロジェクトを選択し、変換先プロジェクトで使用するマイクロコントローラ、プロジェクトの種類、プロジェクト名、作成場所を設定します。その後、[OK]を押下するとプロジェクト変換が実行されます。
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新規にCS+プロジェクトを作成し、お客様のソースファイルを登録

  1. CS+のスタート画面で[新しいプロジェクトを作成する]を選択します。
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  1. CS+の[プロジェクト作成]ダイアログで、 [マイクロコントローラ](図中(1) )と [使用するマイクロコントローラ] (図中(2))を選択します。次に、 [プロジェクト名] にプロジェクト名および [作成場所]にプロジェクトの作成場所をそれぞれ指定し(図中(3))、 最後に[作成] ボタンをクリックします。
  • 例えば、 [マイクロコントローラ]でRH850、[使用するマイクロコントローラ]でRH850/E1Lを選択します。
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  1. CS+の新規プロジェクトが作成された直後のイメージです。
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  1. ツリーのファイルに、既存のソースファイルを追加してください。新しいファイルを追加することも可能です。
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  • プロジェクト・ツリーの[ファイル]カテゴリにドラッグ&ドロップしても追加できます。
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