費用 49,500円(税込) 対象製品 マイコン全般
マイコン応用システムにリアルタイムOSを導入するための基礎知識が習得できます。
開催日時/会場
- 2020年 11月16日(月)~ 11月18日(水) 9:30~17:00
- 豊洲会場(豊洲フォレシア)
- 終了しました
- 2021年 02月15日(月)~ 02月17日(水) 9:30~17:00
- 豊洲会場(豊洲フォレシア)
- 中止となりました
- 2021年 03月24日(水)~ 03月26日(金) 9:30~17:00
- 豊洲会場(豊洲フォレシア)
お申し込み受付の締切は、セミナー開催の前営業日17:00となります。
受講をお勧めしたい方
リアルタイムOSをご利用される方、導入をご検討されている方にお勧めします。
受講に必要な前提知識
マイコンの基礎知識と組み込みC言語の基礎知識が必要です。
事前にマイコン入門コース、組み込みC言語入門~文法編~コース、組み込みC言語入門~実装編~コースの受講を推奨します。
内容
マイコン応用システムにリアルタイムOSを導入するための基礎知識を解説します。組み込みシステムでは複数のイベントをそれぞれの時間要件にあわせて平行に処理していくことが必要ですが、これをサポートするのがリアルタイムOSです。このリアルタイムOSを用いてイベントの通知や時間要件にあわせた平行処理を実現するマルチタスクプログラミング技術についてわかりやすく解説します。使用するリアルタイムOSはμITRONです。μITRONは他のリアルタイムOSにも共通するサービスコールを備えているため、他へ応用可能な基礎技術が習得できます。
なお、サービスコールを理解した後、タスク設計から実装までを実践してみたい方はリアルタイムOSタスク設計基礎コースを受講されることをお勧めします。 また、各ルネサスマイコン用に用意されたリアルタイムOSの有効活用法につきましてはマイコン別のリアルタイムOSコースをご活用ください。
カリキュラム
1日目
- リアルタイムOSの概要
〇リアルタイムOSの必要性とOSに求められる要件 〇タスクとハンドラの考え方 〇μITRON仕様 - リアルタイムOSの仕組み
〇タスクの状態 〇優先度方式 〇イベントドリブン方式 〇オーバヘッド 〇割り込みハンドラ 〇コンフィギュレーション - 演習:OSの動きを見てみよう!
〇TTV(※1)演習 〇サンプルプログラムの実行(オンボード演習)
2日目
- リアルタイムOSの機能(サービスコール)
〇タスク付属同期 〇セマフォ 〇イベントフラグ 〇データキュー 〇メールボックス - 演習:サービスコールによるタスクの動きを見てみよう!
〇ランニングチャート演習(※2) 〇サービスコールのプログラミング(オンボード演習)
3日目
- リアルタイムOSの機能(サービスコール) (2日目の続き)
〇周期ハンドラ 〇メモリプール - 演習:サービスコールによるタスクの動きを見てみよう! (2日目の続き)
〇ランニングチャート演習(※2) 〇サービスコールのプログラミング(オンボード演習) - リアルタイムOSの応用事例
〇FAXシステム 〇放送受信システム - 総合演習:サービスコールを自由に組み合わせてみよう!
〇タスクとハンドラのプログラミング(オンボード演習)
※1 TTV(タスク・トレース・ビュー)はリアルタイムOSを搭載したシステムにおけるソフトウェアの動作をパソコン上でシミュレートし、通常目に見えないタスクの状態やディスパッチ時のプログラムの動き、レディキューの並び方を視覚的に表現した教育用ツールです。
※2 ランニングチャート演習はリアルタイムOSを搭載したシステムにおけるソフトウェアの動作、特にタスク間の同期や通信の場面において、タスクがどの順序で動作するかを予測し、チャートに図示する演習です。
テキスト立ち読み
- テキストの一部が閲覧できます ⇒ リアルタイムOS入門コーステキスト (PDF) 565 KB
演習環境
- RX62Nトレーニングボード
- E1エミュレータ
- RXファミリ用C/C++コンパイラパッケージ
- RXファミリ用リアルタイムOS(μITRON4.0仕様準拠)

RX62Nトレーニングボード、E1エミュレータ

統合開発環境の画面
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2020年 11月16日(月)~ 11月18日(水)
2021年 02月15日(月)~ 02月17日(水)
2021年 03月24日(水)~ 03月26日(金)お申し込み
本セミナー前後の受講をお勧めするセミナー
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