M32Rファミリ用シミュレータデバッガ [M3T-PD32RSIM]

概要

本製品は、ターゲットシステムのない段階でアプリケーションのソースレベルデバッグを可能にするシミュレータです。豊富なブレーク機能やカバレッジ 測定機能、仮想割込み機能などを提供し、実機評価に近い感覚でソフトウェアモジュールの評価ができます。また、オーバーラップ形式のマルチウィンドウシス テム、およびわかりやすいGUIが、快適なデバッグ環境を実現します。

さらに、Microsoft社のVisual BasicやVisual C++などのプログラミングツールでカスタマイズすることもできます(「PDSDK COMキット」を使用します)。たとえば、カスタムウィンドウの作成や、他のアプリケーションと本デバッガとの連携なども可能です。

 

リリース情報   

最新Ver.: V.3.01 Release 00
リリース: 2006/10/01

バージョンアップ内容(ツールニュース参照) 

動作環境

 

特 長

  • リアルタイムOSデバッグ機能
  • I/Oスクリプト機能(タイマなどの周辺I/Oのシミュレーション)
  • GUI入力/出力ウィンドウ上にターゲットシステムを作成可能(ターゲットがない状態での簡易システムデバッグを支援)
  • ドラッグ&ドロップによる快適操作
  • C言語/アセンブリ言語ソースレベルデバッグ等の豊富な基本デバッグ機能
  • RAMモニタ機能
  • ウィンドウやコマンドのユーザーカスタマイズ可能
  • HTML形式オンラインヘルプ

 

機能

[基本デバッグ機能]

PD32RSIMウィンドウ デバッガの全体を制御します。ツールバーのボタンで、プログラムの実行/停止、ステップ実行、カーソル位置までの実行、ブレークポイントの設定/解除等の基本的なコマンドが実行できます。また、このウィンドウから各ウィンドウがオープンできます。
プログラムウィンドウ プログラムを表示します。編集も可能です。表示形式は、ソース/逆アセンブル/混合から選択できます。プログラムカウンタ(PC)に一致するアドレス行を色表示します。ブレークポイントの設定/解除が可能です。
ソースウィンドウ プログラムの指定箇所を継続して表示します。編集も可能です。プログラムウィンドウと異なり、複数のウィンドウをオープンできます。特定の関数、タスクを継続して表示し、ブレークポイントの設定/解除を繰り返す時に便利です。
レジスタウィンドウ MCU固有のレジスタおよびフラグの内容を表示/変更します
メモリウィンドウ メモリ内容をアドレスとラベルと共に表示します。表示形式は2進、10進、16進、ASCII、SJIS、JISから選択できます。
RAMモニタウィンドウ ターゲットプログラム実行中に変化したメモリ内容を表示します。プログラム実行中にReadした領域は緑、Writeした領域は赤で表示します(任意の色を設定可)。
ASMウォッチウィンドウ アセンブリ言語レベルで宣言した変数内容やメモリ内容の変化を監視します。任意のアドレス式が指定可能です。表示形式は、2進、10進、16進から選択で きます。指定したアドレスがリアルタイムRAM領域内の場合、Readした領域は緑、Writeした領域は赤で表示します(任意の色を設定可)。
Cウォッチウィンドウ C言語の変数内容を表示します。任意の変数式を表示するウィンドウに加え、外部変数、ファイル内ローカル変数、ローカル変数を表示するウィンドウも用意しています
コールスタックウィンドウ C言語の関数呼び出し情報を表示します。
スクリプトウィンドウ キーボードおよびスクリプトファイルからコマンドを実行するためのウィンドウです。コマンドの実行結果と、コマンドヒストリを表示する領域を備えています。実行結果は任意のファイルに出力できます。
S/Wブレークポイント設定ダイアログ ソフトウェアブレークポイントを設定/解除するダイアログです。最大64点までブレークポイントが設定できます(OR条件)。
H/Wブレークポイント設定ダイアログ ハードウェアブレークポイントを設定/解除するダイアログです。最大64点までブレークポイントが設定できます(OR条件)。

[高機能デバッグ機能]

I/Oウィンドウ ポート入力やポート出力、割り込みの設定/表示を行うウィンドウです。サイクル単位でのデータ入力、割り込み発生の定義、データ出力の変化の確認ができます。また、周辺I/O(タイマやAD変換器等)の動作シミュレーションができるI/Oスクリプト機能があります。周辺I/OのI/Oスクリプト(ファイルにスクリプト形式で記述します)をI/Oウィンドウに登録することにより、そのデバイスの動作シミュレーションができます。
GUI入力ウィンドウ マウスの簡単な操作で、ユーザターゲットシステムのキー入力パネルを作成するウィンドウです。作成したキーに対してデータ入力や割り込みの動作が定義できます。プログラム実行中にキーを押すと、データ入力や割り込みが発生します。
GUI出力ウィンドウ マウスの簡単な操作で、ユーザターゲットシステムの出力パネルを作成するウィンドウです。出力データの値に応じてLEDやラベルが表示できます
トレースポイント設定ウィンドウ トレースポイントを設定/解除します。6点のトレースポイントと各イベントの組み合わせ条件が設定できます。トレースを開始/終了するイベントとして、メモリへのアクセス(書き込み/読み込み)や命令実行が設定できます。組み合わせ条件には、AND、ORが指定できます。
トレースウィンドウ リアルタイムトレースの計測結果を表示します。表示形式は、各種信号表示、逆アセンブル表示、ソース表示のいずれかを選択できます。複数の表示モードを混合表示することもできます。
データトレースウィンドウ リアルタイムトレース結果を解析し、データアクセス情報をグラフィカルに表示します。
MRウィンドウ リアルタイムOS(M3T-MR32R/4, M3T-MR32R)の状態を表示します。
MRトレースウィンドウ リアルタイムOS(M3T-MR32R/4, M3T-MR32R)を使用したプログラムのタスク実行履歴等を計測しグラフィカルに表示します。タスク実行履歴のほかに、割り込み処理、およびシステムコール発行の各履歴も同時に計測し表示します。
MRアナライズウィンドウ MRトレースウィンドウで指定した範囲の計測データを統計処理した結果を表示します。MR アナライズウィンドウは、割り込み処理ごとおよびタスクごとのCPU占有状況、システムコール発行履歴の一覧を表示します。
Taskトレースウィンドウ リアルタイムOSを使用したプログラムのタスク実行履歴等を計測しグラフィカルに表示します。
Taskアナライズウィンドウ Taskトレースウィンドウで指定した範囲の計測データを統計処理した結果を表示します(タスクごとのCPU占有状況を表示します)。
カバレッジウィンドウ C言語プログラムの各関数のC0カバレッジ計測結果を表示します。各関数の開始/終了アドレスとカバレッジ状況が確認できます。カバレッジ状況部をダブルクリックすると、ソース行単位で実行/未実行が確認できるカバレッジソースウィンドウがオープンします。

仕様一覧

I/Oシミュレーション サイクル単位でのデータ入出力が可能
割り込みシミュレーション サイクルや時間(msec/μsec)単位での割り込み発生が可能
実行時間計測 CPUの動作周波数と実行サイクル数から実行時間を計測 *
トレース機能 最大256Kサイクルを記録可能
RAMモニタ表示 任意の1Kバイトを表示可能
カバレッジ計測 全メモリ領域のカバレッジ計測可能

* 本シミュレータデバッガは命令セットシミュレータです。
実行サイクル数は、マイクロコンピュータのソフトウェアマニュアルに記載されている値を使用しているため、実MCUで計測した実行サイクル数とは異なります。

 

ターゲットデバイス

開発ツール サポート情報

タイトル 概要
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