RXシリアルデバッガ
概要
ルネサスRXマイコン用の、シリアル通信を使用したモニタデバッガです。Webから無償でダウンロードいただけます。
最初に事前準備としてRenesas Flash Programmer を使って、本製品に含まれるモニタプログラムをお客様のシステム上のマイコンに書き込んでください。
実際にデバッグする際には、本製品に含まれるモニタデバッガ用のアドインツールを追加後、統合開発環境 CS+ を 起動してください。それにより、CS+ からマイコンに書き込んだモニタプログラムとシリアル通信を開始し、お客様のプログラムをデバッグすることができます。
[RXシリアルデバッガを使用した開発イメージ]
特長
- CS+ にRXシリアルデバッガを追加することで、機能概要に示した基本的なデバッグ機能が使用できます。
- フラッシュプログラマで使用する標準シリアル入出力と同じ端子(異なる端子も利用可)でデバッグできます
- PCとターゲットシステム間はシリアルケーブルでの接続、あるいはUSBケーブルとUSB-シリアル変換機経由での接続が可能です。
機能
- Flashメモリへのダウンロード
- メモリ参照/変更
- レジスタ参照/変更
- Go/Stop実行
- Step実行
- SFR参照/変更
- 実行前ブレーク(OCD)
システム構成
- シリアルポートを持つPC (ご用意ください)
- 通信ケーブル (ご用意ください)
- ターゲットボード、電源 (ご用意ください)
フラッシュプログラマ Renesas Flash Programmer (モニタプログラムの書き込みに使用します)
モニタプログラム (本製品)
本ページ "ダウンロード" タブからダウンロードいただけます。
デバッガ (本製品)
本ページ "ダウンロード" タブからダウンロードいただけます。
使用可能なROM/RAM領域
デバッグ対象のプログラムが使用可能なROM/RAM領域は、RXシリアルデバッガが使用するROM/RAM領域を避けた領域に設定する必要があります。デフォルトの設定では、RXシリアルデバッガは以下のROM/RAM 領域を使用します。
- ROM領域は内蔵フラッシュメモリの最後の8K Byte または 12K Byte (0x2000 Byte または 0x3000 Byte)
- RAM領域は内蔵RAMの最後の1,280 Byte (0x500 Byte)
そのため、デバッグ対象のプログラムは、上記以外のメモリ領域を使用してください。
詳細については、本製品のユーザーズマニュアルを参照してください。
動作環境
動作環境については、CS+の動作環境に準じます。「製品の動作環境」ページでCS+の動作環境を参照してください。
開発ツール サポート情報
タイトル | 概要 |
---|---|
My Renesas | MY RENESASに登録いただくと、各種ドキュメントの改訂情報、ツール製品などのダウンロードサービスやメールニュースなどの各種サービスをご利用いただけるようになります。 |
セミナー | マイコン学習のための情報が掲載されています。 |
FAQ | よくあるお問合せ、開発のヒントが掲載されています。 |
フォーラム | ルネサスの総合コミュニティサイトです。 |
ツールニュース | ツールのリリース情報、注意事項などが掲載されています。 |
動作環境 | ツール製品の最新バージョンの動作環境をご案内しています。 |
旧製品/保守製品 | すでに新規供給を終了しているルネサス開発環境製品の一覧が掲載されています。 |